皆さんは、何を目的に海外旅行に行きますか。
リラックスですか?アドベンチャー?それとも観光ですか?
どんなスタイルの旅行でも、"買い物"をする事は多いと思います。
直近の旅行で、PabloはヨーロッパEU圏で買い物をして免税手続きであるタックスリファンドを行ってきましたので、ヨーロッパEU圏での免税手続きタックスリファンドの方法といくらお金が戻ってきたか、その経験をもとに紹介します。
お金、結構返ってきますよ?
それでは、行ってみましょう。
- ヨーロッパEU圏でタックスリファンドをした際の、返金実績
- ヨーロッパの免税手続き"タックスリファンド"について解説
- ヨーロッパEU圏での免税手続きタックスリファンドの手順
- タックスリファンドは、どんな風に還付されるの?
- 【具体例】ミュンヘン空港でのタックスリファンド
- まとめ
ヨーロッパEU圏でタックスリファンドをした際の、返金実績
【タックスリファンド返金実績】
総買い物概算金額 | 総タックスリファンド金額 |
1,500 ユーロ | 200 ユーロ |
概算ですが、この時、Pabloは総額1,500ユーロぐらいの買い物をし、200ユーロほどタックスリファンドで還付されました。
買い物した国にもよりますが、これだけの金額を返してもらえます。
海外で買い物をする際、おそらく日本で購入するより安い「お買い得」なものを購入されると思います。
この免税手続きタックスリファンドの手続きを行えば、そこからさらに還付されますのでお買い得感が増します!
手続きが面倒等はありますが、その面倒を乗り越えるだけのメリットはあります。
ヨーロッパの免税手続き"タックスリファンド"について解説
まずはヨーロッパEU圏の免税手続き”タックスリファンド”の概要について紹介します。
"タックスリファンド"とは
タックスリファンドとは、事後免税制度の事です。
ヨーロッパでは、VATと呼ばれる付加価値税があります。
この付加価値税の税率は、購入品によりますが概ね15%以上であることが多いです。
このVAT(付加価値税)の一部が還付される仕組みをタックスリファンドと言います。
EU主要国のVAT 標準税率とタックスリファンド還付率
タックスリファンドで還付されるVATですが、国によってその税率が違います。
ヨーロッパEU主要国(観光主要国)のVAT標準税率は以下の通りです。
EU主要国 | VAT標準税率 |
イギリス | 20% |
ドイツ | 19% |
フランス | 19.6% |
スペイン | 21% |
イタリア | 21% |
ちなみに、スペイン・ドイツのタックスリファンド還付率は以下の通りです。
スペイン:13%(最大)
ドイツ : 14.5%(最大)
免税手続きをしてくれるタックスリファンド手続き会社
タックスリファンドの手続きをしてくれる会社は大きく3つあります。
- Global Blue(グローバルブルー)
- Premier Tax Free(プレミア・タックスフリー)
- Innova Tax Free (イノヴァ・タックスフリー)
私たちが買い物をするタックスリファンドができる店舗は、いずれかの会社に加盟しています。
それぞれの会社毎に、当然申請先が異なります。
1. Global Blue(グローバルブルー)
www.globalblue.com
私たちが一番多く目にするのが、おそらくGlobal Blue(グローバルブルー)でしょう。
大きな空港では独立したカウンターをもっており、その場で還付の手続きができます。
そのため、還付のタイミングも非常に早いです。
しかしながら、カウンターに並ぶ必要もあるため、空港での手続き時間を必要とします。
ちなみに、カウンターがあっても郵送対応もしてくれます。
時間がない人は郵送しましょう。
日本でいえば成田空港にもGlobal Blueのカウンターはあります。
ドイツ・ミュンヘン空港のGlobal Blueでリファンドした際の、クレジットカードの処理内容です。
グローバルブルーは空港に専用カウンターを設けているところも多く、カウンターで返金処理も終わってしまうケースも多いので、そういった意味では安心です。
2. Premier Tax Free(プレミア・タックスフリー)
こちらもよく見かけます。
実際はヨーロッパでは、1のGlobal BlueとこのPremier Tax Freeの2強といった感じですね。
このPremier Tax FreeのカウンターをPabloはまだ空港で見たことはありません。
探せてないだけかもしれませんが…
必要事項を丁寧に記入し、郵送しましょう。
郵送後、返金処理が終わるとカード明細に以下のように表記されます。
問題なく字が読めて、一安心です。
ちなみに、手続きから約1か月での処理となりました。
3. Innova Tax Free(イノヴァ・タックスフリー)
https://www.innovataxfree.com/en/home-2/www.innovataxfree.com
こちらのInnova Tax Freeは実はあまり見かけません。
ただ、Pabloの直近の旅行で購入した最高額のモノを購入した店舗がこのInnova Tax Freeに加盟してました。
基本的に行う手順は同じです。
こちらも基本的には郵送対応となります。
郵送後、処理が完了するとカード明細に以下のような記載があります。
高額なもののリファンドだったので、10,000円以上返金がありました。
こちらは、郵送から処理完了まで実に3か月もの期間を要しました。
もう、返ってこないものかと…
上記のように、Innova Tax Freeとは表記されませんのでご注意ください。
計算上合ってますので、間違いなく該当リファンドかと。
それではこれから、タックスリファンドの一般的な手順をご紹介します。
ヨーロッパEU圏での免税手続きタックスリファンドの手順
免税手続きタックスリファンドの具体的な手順は以下の通りです。
- 買い物をした場所で、タックスリファンドの手続きをしてもらう。
- 店舗でもらったタックスリファンド申請書に必要事項を記載する。
- 飛行機のチェックインの際に航空会社カウンターで、タックスリファンドをしたい旨を伝える。
- 預け手荷物を含む全てを持ってカスタムへ行き、タックスリファンド申請書にスタンプをもらう。
- 免税手続き会社のカウンターで払い戻しを受けるか、郵送を行う。
1. 買い物をした場所で、タックスリファンドの手続きをしてもらう。
まず、製品を購入する際のレジで「TAX FREE, Please」と言いましょう。
言えば、タックスリファンドに必要な書類一式を揃えてくれます。
レシート・申請用紙・郵送用封筒
ちなみに、各国タックスリファンド出来る下限金額があります。
スペイン : 1店舗につき1日の買い物金額が90.15ユーロ
ドイツ : 1店舗につき1日の買い物金額が25ユーロ
上記以下の金額は免税対象にはなりません。
ご注意ください。
まあ、「TAX FREE, Please」と言って、下限値に達してなければ「from ○ euro!」と教えてくれますが…
2. 店舗でもらったタックスリファンド申請書に必要事項を記載する。
1でもらった申請書に必要事項を記載します。
記載必要事項はざっくり以下の通りです。
- 氏名
- パスポートナンバー
- 住所
- 還付金受取方法
- 署名
買い物をして、ホテルに戻ったら都度書く方がいいと思います。
溜めてから書くと面倒ですので…
※注意点
申請書は丁寧に書きましょう。
チェックする人が認識不可能であった場合、還付されません。
誰が見てもわかるように書く事を心がけて下さい。
3. 飛行機のチェックインの際に航空会社カウンターで、タックスリファンドをしたい旨を伝える。
帰りの空港でのチェックインの際に、航空会社カウンターでタックスリファンドをしたい旨を伝えて下さい。
なぜなら、カスタム時に免税対象製品を見せる必要がある場合があるからです。
預け手荷物内に免税申請製品を入れて航空会社に預けた場合、確認ができません。
必ず先に、航空会社カウンターで手続きをしましょう。
※ヒースロー空港では、航空会社のチェックインの前にタックスリファンドの手続きができました。空港によって異なりますが、どちらにせよ、利用航空会社カウンターで一度確認してからタックスリファンド手続きを行いましょう。
4. 預け手荷物を含む全てを持ってカスタム(税関)へ行き、タックスリファンド申請書にスタンプをもらう。
タックスリファンド申請書は、カスタム(税関)のスタンプがないとただの紙です。
スタンプをもらいましょう。
免税申請対象製品を見せる必要がある場合もあるそうです・・・
ちなみにPabloは見せた事はありませんが、先に免税手続きを行っていた中国の方は見せるよう要求されていました。
なお、タックスリファンド申請製品は"未使用"という条件があります。
Pabloは、靴を購入してその場に履いていましたが、何も突っ込まれず…
この辺は、自己責任でお願いします。
オフィシャルの条件はあくまでも"未使用"です。
5. 免税手続き会社のカウンターで払い戻しを受けるか、郵送を行う。
カスタム(税関)でスタンプをもらったら、対象の免税手続き会社に手続きを依頼します。
Global Blue(グローバルブルー)は、各空港にカウンターを設けているところが多いです。
カウンターがある場合は、その場で還付方法を選び手続きを完了できます。
ちなみに、成田空港にもGlobal Blueの窓口があり、出発地でスタンプをもらっていれば帰国後の成田空港で手続きをしてもらうことも可能です。
空港にカウンターがない場合は、スタンプが押されたタックスリファンド申請用紙をポストに投函し郵送します。
各店舗でタックスリファンドを依頼した際にもらえる封筒が郵送用封筒になっています。
郵送後、2~3か月後ぐらいに還付されます。
タックスリファンドは、どんな風に還付されるの?
Pabloは、クレジットカードへの還付を希望しました。
一番レートがいいと聞いたので…
実際のクレジットカードへの還付はこんな感じになります。
前述したように、クレジットカード明細にマイナス表記されます。
【具体例】ミュンヘン空港でのタックスリファンド
直近の旅行においてドイツミュンヘン空港でタックスリファンドを行いました。
ヨーロッパ周遊の場合、どの国でタックスリファンドすべき??
旅の経路は以下の通りでした。
買い物のほとんどをスペインでし、帰りに寄ったミュンヘンでも少ししました。
しかし、全買い物のタックスリファンド手続きはミュンヘンで行いました。
これは、ドイツもスペインもEU加盟国だからです。
EU加盟国で免税の対象となる買い物をした際の手続きは、最終出国地となるEU加盟国で行う必要があります。
今回の場合で言えば、いくらスペインで免税対象となる買い物をしようと最終出国地のEU加盟国がドイツのため、ドイツの空港で手続きを行う必要があります。
ANA便利用時のミュンヘン空港でのタックスリファンド手続きに関して
Pabloが実際にANA利用時にミュンヘン空港で、タックスリファンド手続きを行いましたのでその際の注意点等をご紹介します。
ANA利用時のタックスリファンド手続きのキーとなる場所は以下の通りです。
場所はターミナル2です。
キーとなる場所①
上記でも表記しました通り、まずはANAのカウンターにてチェックインをする必要があります。
その際、タックスリファンドをしたい旨を伝えて下さい。
注意:
ANAのカウンターは常時開いているわけではありません。
MUC - HND便が一日に一本のため、出発時刻の3時間前からしかチェックインカウンターがオープンになりません。
つまり、3時間以上前に空港についてもタックスリファンドの手続きを行う事ができません。
くれぐれもご注意ください!
キーとなる場所②
荷物のチェックインタグをつけてもらって、②のカスタム(税関)へ行きタックスリファンド申請書にスタンプを押してもらうようにして下さい。
ちなみに、時間帯によっては中国の方が大量のタックスリファンドを持って列をなしていたため、めちゃめちゃ時間がかかりました。
キーとなる場所③
スタンプを押してもらったら、Global Blueのタックスリファンドは③の場所で処理してもらえます。
ただ、こちらも②同様、長い列ができていた場合かなり時間がかかりますのでご注意ください。
まとめ
タックスリファンドは、やらなきゃ損です。
大きな買い物をすればするだけ、還付金も大きくなります。
ブランド品や大きな買い物をする際はなおさらです。
万単位のお金が返ってきます。
どーせなら、安く買いましょう!