ユナイテッド空港のハブであるヒューストン空港(IAH)。
フロリダオーランドを含むアメリカ南部や、カンクーンを含む中米、ブラジルを含む南米への乗り継ぎ等でヒューストン空港を使うことになります。
Pabloは直近の出張で乗り継ぎにヒュースト空港を使い、乗り継ぎ時間を利用してヒューストンのダウンタウンに行ってきました。
ヒューストンとはどんな街なのか、乗り継ぎ時間で何が出来るのか
この記事では、ヒューストン空港で乗り継ぎ時間があるときにダウンタウンで出来ること・ヒューストン空港からダウンタウンまでの行き方を紹介します。
それでは、行ってみましょう。
ヒューストン空港は乗り継ぎに重要なハブ空港
まずは、ヒューストン空港について紹介します。
ヒューストン空港とは
ヒューストン空港、正式名称ジョージブッシュインターコンチネンタル空港は、アメリカ国内で最も大きいユナイテッド航空のハブ空港です。
このヒューストン空港から世界各地へ、ユナイテッド航空が飛行機を飛ばしています。
ハブ空港に関してはこちらで詳しく書いています。
www.pablomile.com
ヒューストン空港は日本からのアメリカ各地・中南米への中継地
先述したように、ヒューストン空港は日本からスターアライアンスでアメリカ南部や中南米へ行く際の中継地として非常に便利です。
東京からのヒューストン空港へのスターアライアンス加盟航空会社の直行便は以下の2本です。
・全日空 NH174 NRT 11:15 - IAH 09:30
・ユナイテッド UA6 NRT 16:05 - IAH 14:15
時間帯がそれぞれ違うため、ヒューストン空港から最終目的地へのフライト時間で、どちらの便を利用するかを選べば乗り継ぎ時間が少なく、スムースな乗り継ぎが出来ます。
しかし、ユナイテッドが特別安くない場合は、ANAを利用したいのが、日本人の大多数だと思います。
あんな事件や、こんな事件がありますので。
その場合、問題となるのが乗り継ぎ時間です。
ヒューストン空港へのANAの直行便は、
NRT 11:10 - IAH 09:30
一方、最終目的地によっては、ヒューストン空港発が夜にしかない便あります。
実際にPabloの今回の出張がそうでした。
最終目的地がRio de Janeiroでしたので、ヒューストン空港発が22:10しかありませんでした。
朝9:30にヒューストン空港に到着し、夜の22:10発の飛行機に乗る。
つまり、ヒューストン空港での乗り継ぎ時間が12時間以上あったのです。
ラウンジを利用できたとしても、12時間も空港で過ごす事は困難です。
まして、ヒューストン空港内は全面禁煙です。
喫煙者のPabloはとても長時間滞在できません。
せっかく12時間もあるので、ヒューストンの街を観光しようと画策しました。
アメリカテキサス州ヒューストン
次にヒューストンの街について紹介します。
ヒューストンってどんな街?
ヒューストン
ヒューストン - Wikipedia
ヒューストンは200万人をかかえる、テキサス州最大にして、全米第4の都市です。
過去に、海港・鉄道交通の中心として、また綿花の集散地として栄えました。
20世紀に入り、油田が見つかり石油産業の中心地として成長しました。
20世紀中盤になると、先進医療研究や宇宙産業の発展が進みました。
ヒューストンの観光
ヒューストンは観光都市としては、非常に乏しいものがあります。
かの「地球の歩き方」でさえ、ヒューストンを紹介しているものがありません。
「アメリカ南部」という地球の歩き方がありますが、それにさえヒューストンは含まれていません!
最も有名な観光地は、NASAのジョンソン宇宙センターです。
www.nasa.gov
しかし、ダウンタウンから離れており、公共交通機関もほとんどないことから乗り継ぎの時間だけでは非常に行きづらいです。
その他に、いくつかの大きな博物館があります。アメリカは博物館が多いです。
大きな都市には必ずと言っていいほど、博物館があります。
あとは、スポーツですね。
メジャーリーグのチームではアストロズ、NBAではロケッツがあります。
ヒューストンでのPabloの実際の過ごし方~ダウンタウンへ~
これまで挙げてきたように、ヒューストンの観光は正直めぼしいものはありません。
Pabloが実際に訪れたのは平日の昼間でしたし。
とにもかくにも、とりあえず空港からダウンタウンに向かう事にしました。
ヒューストン空港からダウンタウンへの行き方・交通手段
ヒューストン空港からヒューストンのダウンタウンへは大きく3つの手段で行けます。
- タクシー
- シャトルバス
- 路線バス
1が最も高く、3が最も安いです。
では、それぞれについて紹介します。
1.タクシー
タクシーで空港からダウンタウンへは、定額で50$です。
所用時間は通常30分ほどです。
最も簡単な手段ですが、その分費用がかさみます。
2.シャトルバス
空港からダウンタウンに直行するシャトルバスがあります。
費用は25$で、所用時間はこちらも30分ほどです。
こちらも比較的簡単な手段です。
費用はタクシーの半分ほどですが、往復すると$50ほどになります。
超短期滞在としては値が張りますね。
3.路線バス
メトロという会社が運営している路線バスがあります。
費用はわずか$1.25で所用時間は1時間ほどです。
なぜ倍の時間がかかるかと言うと、多くのバス停に立ち寄るからです。
しかしながら、往復でわずか$2.5の費用しかかかりません。
超短期滞在には非常に向いています。
今回の条件である半日滞在という超短期滞在を考えると、3の路線バス一択でした。
しがないサラリーマンですので…
Pabloは1人でしたので3の路線バス一択でしたが、複数人いればタクシーで行ってもいいかもしれません。
また、宿泊を伴う滞在の場合、荷物も大きくなることからシャトルバスやタクシーの方が利便性は高いと言えます。
条件によって使い分けるのがいいかと思います。
今回は先述の通り、3の路線バスを利用しましたので、その様子を紹介します。
路線バス利用でヒューストンのダウンタウンへ
先述しましたが、ヒューストン空港からヒューストンダウンタウンまでの路線バスを運行しているのは、メトロという会社です。
「メトロ」といいますが、地下鉄ではありません。
まずバスの空港発着地です。
メトロのバス停がある場所は、非常にわかりにくいです。
バス停はターミナルCにあります。
日本からの場合、ターミナルEに到着しますので、ターミナル間移動用のSubwayという無人運行車両に乗ってターミナルCに移動します。
ナビに沿って地下におります。
Subwayのホームです。
ターミナルCは次の駅のため、乗って2,3分で到着します。
ヒューストン空港ターミナルCのBaggage Claimがあるフロアの、105という側の出口から出ます。
出て向かって左前方に、わかりにくいですが小さなバス停があります。
行くとメトロのバス停表記があり、それとわかります。
メトロのバス停
運行間隔は20~30分に一本くらいです。
時刻表はバス停にありませんでしたので、時刻表があるかどうかはわかりませんが、まぁ適当に待ってれば来ます。
乗るべきバスは102という路線ですが、ヒューストン空港からのバスは102しかありませんので来たバスに乗れば、ダウンタウンまで連れて行ってくれます。
102のバス
料金は先払いで、$1.25です。
残念ながら、お釣りは出ません。
ちょうどで支払わなければなりませんので、事前に用意しときましょう。
Pabloは、25セントコインを持ち合わせておらず、持ってない旨を告げると$1で乗せてくれましたw
しかし、これは特別例と思って頂いた方がいいです。
運転手によっては乗せてくれない可能性があるので、小銭は事前に作っておきましょう。
あとは、バスに揺られていれば1時間後くらいにダウンタウンに到着します。
バス車内
PabloはGoogle Mapを使える状況でしたので、スマホを見ながらダウンタウンの適当な場所で降りました。
Google Mapが使えない状況の場合は…
適当に降りましょう!!
ダウンタウンに入るとビル群が立ち並びますので、ダウンタウンに来たことが明確にわかります。
ダウンタウンに入ったら任意の場所で降りれば大丈夫かと。
ヒューストンダウンタウン散策
事前に観光できる場所をあれこれ調べてはいましたが、Pablo自身の興味の有無と持ち時間の中で出来ることを考えるとやる事がなくなってしまいました。
そこで、ダウンタウンをなんとなく散策する事にしました。
明確な目的は、ただ一つ。
美味しいメキシコ料理を食べること!
それ以外は完全にノープラン。
路線バスを、ダウンタウンに入ってすぐあたりで降りてぷらぷら歩きます。
なんとなくバスで調べたメキシコ料理屋に、街並みを見ながら向かいます。
平日の昼間ということで、ダウンタウンにはビジネスマンがたくさん歩いていました。
正直、何の建物か、有名な建物かわからず、目ぼしいものを写真に収めました。
うん、大都会です。
それだけははっきり分かりました。
メインストリートと言われるこの通りですが、少し治安に不安を覚えました。
ここ
メトロの路面電車が走り、道沿いにショップも立ち並んでいましたが、同時にホームレスが散見されました。
何があったというわけではありませんが、少し不安になりましたので、一応共有を。
そうこうしている間に目当てのメキシコ料理屋に到着しました。
テキサスのメキシコ料理
テキサスはアメリカの南部にあるだけに、メキシコ料理が有名です。
特に「テキサス風」メキシカンが有名で、通称"TEX-MEX"です。
ただ、申し訳ない事に普通のメキシコ料理との違いがイマイチわからないため説明できません。
英語版wikiに説明がありました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Tex-Mex
メニューにも、いわゆるメキシコ料理と"TEX-MEX"は分けて表記されていました。
訪れたレストランはこちら。
Guadalajara
店舗外観
店舗内装
地元で有名なメキシカンのようで、ランチのビジネスマンで賑わっていました。
料理はファンキーなウェイトレスさんがすすめてくれたものに決めました。
マッシュルームとチキンなどをトルティーヤで巻いたものです。
右はアズキを塩辛くしたような豆、左はライスです。
地元のビールとともに。
なお、お通しで出て来たトルティーヤチップスのソースが絶品でした。
これでチップを入れて$26支払いました。
うーん、安くはないですね…
ヒューストンダウンタウンからヒューストン空港へ
メキシコ料理屋を出て、急ぎでしなければならない仕事があったため、インターネット環境があるスタバに入ります。
小1時間仕事をこなし、「特にやることもないな」と思い、ヒューストン空港に戻ることを決意。
結局メキシカン食べてスタバでコーヒーを飲んだ以外は何もしてません。
まぁ、こういった事が出来るのもダウンタウンとヒューストン空港間の交通費が安く済んだからですが。
ダウンタウンからヒューストン空港へはまたメトロバス102路線を利用します。
料金は$1.25、所要時間は1時間です。
ダウンタウンからの乗り場は、Downtown TCがわかりやすいです。
Downtown TC
ただDowntown TCには102路線のバス停はありません。
近くの以下のバス停ご乗車ください。
待つ事、20分ほどでバスは来ました。
また1時間ほどバスに揺られ、ヒューストン空港から出発した時に利用した同じバス停に戻って来ました。
まとめ
ヒューストンは観光資源乏しい都市です。
最も有名なジョンソン宇宙センターは、行き方が難しいこともあり半日ではとても足りません。
他に行くつかの博物館がありますので、興味のある方はそちらに寄られてもいい時間の過ごし方になると思います。
それ以外は、正直なところ、あまりやる事はないでしょう。
今回利用したメトロバス102路線は、空港ーダウンタウン間を行き来する人は、実は多くありません。
その間の様々な停留所から途中の停留所までといった「生活の足」として使われています。
地元民がほとんどで不安な部分もありましたが、荷物が少ない場合や、超短期滞在の際には費用的に非常に有用な移動手段です。
機会があれば是非利用してみてください。