この旅行記もいよいよ終盤です。
今回からついにドイツ入りです。
前回の様子はこちらからどうぞ。
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今回は悲劇からスタートです。
それでは行ってみましょう。
Day 8 後半
ドイツ・ミュンヘン到着 いきなり悲劇が…
スペインのマドリード空港から2時間程度で、ドイツミュンヘン空港に到着です。
今回も当然、スターアライアンスゴールドメンバーの威力を発揮して荷物のPriority Tagを付けてもらっていましたので、意気揚揚とBaggage Claimに向かいます。
スターアライアンスゴールドに関してはこちらの記事をどうぞ。
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ミュンヘン空港は非常に広く、Baggage Claimまで空港内モノレールみたいな乗り物で移動しました。
いつも通りPriority Tagの効果は素晴しく、序盤でPablo夫妻の荷物が出てきます。
ここで違和感が…
あれ?濡れてない?しかもPabloの荷物だけ。
しかも、ビールの匂いが…
嫌な予感しかありません。
スーツケースの中に、友人へのお土産用にビールを2本入れてました。
しかも、同じスーツケースの中にスペインでしこたま購入した革靴が入っています。
特にヤバいのが、これ。
コードバンのブーツ
そのお値段、およそ700ユーロ。
日本円にして、約8万5,000円!
革靴は水気に弱いんです。
その場で急いでスーツケースを開き、中身を確認。
あぁぁぁぁ。やっぱり、ビールの缶に穴が…
ビショビショという程ではないけれど、ところどころが濡れています。
焦って、コードバンブーツを確認!!
アッパーの部分はなんともない!(喜)
残るはソール部分。レザーソールなので。
おい!まじか…
水染み(ビール染み)出来てるー…
完全に、意気消沈です…
そんなPabloを見て、奥さまは必至にフォロー
「底の部分だけだから!大丈夫だよ!」
ありがとう、妻よ。
おっしゃる通り。おっしゃる通りだよ。
だけどすぐには、立ち直れない…
ちーん。
もう、ドイツとかミュンヘンとか、どうでもいいからー!
(絶対言っちゃいけないやつ)
ただただ、肩とテンションを落としながら、ミュンヘン市街中心部へ向かいます。
ミュンヘン空港からミュンヘン中央駅への移動
気落ちしすぎて、ここからはあまり写真がありません。
あしからず、御了承を。
ミュンヘン空港からミュンヘンの中心地付近であるミュンヘン中央駅までは、電車利用が便利です。
35 kmくらい離れているため、タクシーでもUberでもかなりの費用が必要になります。
時間も電車とあまり変わりません。
Sバーン1、もしくはSバーン8の利用が便利です。
S1とS8は通るルートは違えど、どちらもミュンヘン中央駅を通ります。
所要時間はどちらも40分ほどで大差はありません。
それぞれ15分間隔で運行しており、それぞれを合わせるとかなりの本数になります。
ほとんど待つことなく、ミュンヘン中央駅に向かえます。
料金は一人あたり11.20ユーロでした。
【注意】
ヨーロッパの鉄道は、改札というものがあまりありません。
切符を購入せずに乗車することも簡単です。
しかしながら、無賃乗車Gメン的な人がたまに巡回しています。
走行中に社内をフツーのおっちゃんやおばちゃんが歩いて来て、身分証明書を見せてきてGメンであることを名乗ります。
そして、切符のチェックを行います。
ここで、無賃乗車が発覚すると厳しい措置が取られます。
罰金60ユーロです。
バカバカしいです。本当に。
切符11.20ユーロですよ?
5倍以上の罰金です。
実際にPabloが乗車中にもGメンがきて、罰金を払うために連行されてた人を何人かみました。
キチンと切符を購入して、電車に乗りましょう。
ちなみに、駅プラットホームに降りる直前に切符刻印機がありますので、刻印することもお忘れなく。
脱線しました。
いや、話が。
約40分後に、ミュンヘン中央駅に到着です。
地下のホームに到着し、地下街を少し歩きます。
地下街は非常にキレイです。
しかし、地上に出て驚きました。
治安情報 ミュンヘン中央駅南側
ミュンヘン中央駅の付近、荒れてます…
昼間っから、泥酔してる人散見。
さらに、道路にぶっ倒れてる人も…
またお金をセビって来る人も散見。
んー。なかなか厳しい…
ドイツは過去に2、3度、フランクフルトとケルンに行っていましたが、こんな事は一度もありませんでした。
原因の1つは昨今問題になっている移民の大量流入にあると思われます。
遠い島国日本にいると、倫理論だけで移民受け入れの是非を考えてしまいがちですが、直接目の当たりにすると考えさせられます。
具体的な治安が心配されるエリアは、ミュンヘン中央駅南側のシラー通りを中心としたエリアです。
この辺りはイスラム系の移民が大量に集まっています。
イスラム系がどーのという話ではありません。
しかしながら、男のPabloが歩いても少し怖さを感じる街の雰囲気でした。
怪しげな店も多く、女性の1人歩きには十分注意が必要です。
しかしながら、この辺りには旅行者向けの宿泊施設も多く存在します。
大手ホテルチェーンも存在しますので、予約には注意が必要です。
Pablo夫妻はこの状況を知らず、まさにこの地域に滞在しました。
荷物のビール流出事件と相まって、みるみるテンションが落ちていくPabloなのでした。
気を取り直してミュンヘンの市内に買い物へ
テンションがダダ下がりの中、ホテルへチェックインしました。
しかし、せっかくの旅行ですし、この日は土曜日で、翌日多くの店が休みになるため自分を奮い立たせて買い物へ出かけます。
ちなみにヨーロッパの多くの国では、日曜日に店舗のほとんどが休業になります。
特にキリスト教の影響を強く受けている国ほど休業率が高くなります。
ドイツはその傾向が顕著で、日曜日はほとんどの店が開いていません。
ヨーロッパでお買い物を計画されている方はご注意下さい!
さて、向かうはGaleria Kaufhof München Am Stachusです。
ここは、いわゆるデパートです。
みんな大好き、デパ地下で買い物です。
お目当てのものは、Milkaです。
Pablo夫妻はドイツのチョコレート、Milkaが大好きです。
Milka
Milkaはドイツのチョコレートブランドで、ヨーロッパの至る所で見かけます。
しかしながら、本国ドイツにおけるラインナップがピカイチだと思います。
今回の購入枚数は、10枚です。
もはや、ただの文鎮です…
Pabloのオススメはすばり!こちら!
イチゴヨーグルト味
これ、マジうまいっす。
一度、お試しください!
これ以外にも沢山の種類がありますが、基本的にハズレ無しです!
さて、PabloはMilkaを買えて満足しましたが、奥様の買い物が長くなりそうな気配を察知しました。
ここで別行動を決意します。
実はスペインで購入したVodafoneのプリペイドSIMは、ドイツでも使用できるのです。
連絡さえ取り合えれば、別行動は何の問題もありません。
ヨーロッパの格安SIM情報はこちらをどうぞ。
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向かう先は…
ドイツの文房具は定評あり!文房具のデパート"KAUT-BLLINGER"
文房具のデパート"KAUT-BLLINGER"です。
日本と同様に技術力の高いドイツは、文房具でも有名です。
様々なドイツ文房具ブランドがありますが、Pabloが好きなブランドは"LAMY"です。
LAMYは決して高級ブランドではありませんが、ユニークなプロダクトデザインに加え、計算され尽くしたユーザビリティを備えており、Pabloは大好きなブランドです。
モデルにも寄りますが、日本で購入するより2~3割ほど安く購入することが出来ます。
今回Pabloが購入したのは以下の2モデルです。
2つのモデルと替えインク2つずつで合計約90ユーロ程度でした。
日本の公式サイトでは、swiftだけで定価9,000円します。
日本公式サイト
ホーム | ラミー・LAMY
これだけでも安さがわかると思います。
もちろん、タックスリファウンドも行いましたのでそこからさらに10%程度の税金が返ってきます。
総合すると破格ですですね。
ドイツと言えばRIMOWAが有名ですが、それだけではありませんよ。
ドイツ製文房具、要チェックです!
好きなものを買って気分が上がってきたPabloは、意気揚々とホテルに引き上げ奥様と合流しました。
下がっていたテンションはどこへやらw
夕飯はミュンヘン市内のドイツ料理へ
お買い物で心を満たしたら、次はお腹を満たす番です。
どうせならドイツビールとドイツ料理を味わえる店へということで、ホテルで検索します。
見つけたのはこちらのお店。
Steinheil 16
TheresienstraßeというUバーンの駅から徒歩3分くらいの場所です。
Theresienstraße駅は、ミュンヘン中央駅からわずか2駅の場所にありながら閑静な住宅街が広がっていました。
ここでホテルを探せばよかったと思うくらいでした。
ここの名物はドイツ・オーストリアの郷土料理、シュニッツェルです!
シュニッツェルは、簡単に言えば、薄く叩いて揚げたトンカツです。
ボリューム満点ですが、薄く揚げているためかペロッと食べられます。
地元の若い女の子2人組が、それぞれ1プレートずつ頼んでたのが印象的でした。
日本人の胃袋を考えると2人で1プレートで十分ですが…
この内容で2人で30ユーロ程度でした。
安い!
ドイツも物価が高くないので助かります!
安くて美味しいものを食べると得した気分になりますね!
復路のプレエコ争奪戦
翌日に帰国便になる予定だったこの日、忘れちゃ行けないのがオンラインチェックインです。
SFC保有者のPabloがオンラインチェックインでやる事、そう、それはプレエコの争奪戦です。
以下の記事でも書きましたが、プレエコ争奪戦の勝負のタイミングはオンラインチェックインが可能になるその瞬間です。
つまり、フライト時間の24時間前です!
ミュンヘン発羽田行きのフライトは21:25です。
その24時間前、前日の21:25にオンラインチェックインして2人分のプレエコシートを選択する必要があります。
前章の夕食時にその時間を迎える予定でした。
その時は夕食そっちのけでしたが、その甲斐もあり無事にプレエコゲットしました!
これで行きも帰りも2人揃ってプレエコとなりました。
Pablo、マジで勝率9割くらいあります!プレエコ。
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Day 9
この日は、帰りのフライトが夜のためほぼ1日観光等に使える予定でした。
ホテルのチェックアウトは12:00ですので、チェックアウトまではゆっくりすることにしました。
そんな時、まずする事と言えばそう、旅ランです。
この旅最後の旅ラン@ミュンヘン中心部
昨日はほぼ買い物しかしていないので、観光も兼ねた旅ランをしました。
※この日、アプリ"Runtastic"の調子が悪く、こんな感じになってしまいましたが、実際は旧市街の外をぐるっと回るように走っています。
ちなみに日曜日の朝だったため、人も少なかったです。
ミュンヘンも中央駅南口以外は、街もキレイで走ってて気持ちよかったです。
まあ、どの写真が何の建物かは忘れましたが…
サクッと見るべきものを見れるので、旅ランってやっぱりいいですね。
また走り終えた後の、シャワーがまた最高です。
旅ランに関してはこちらに詳しく書いています。
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最終日の朝食@ミュンヘン
ミュンヘン滞在のホテルは、ホテルズドットコムのリワードを使いましたので、少しいいホテルを朝食付きプランで利用しました。
まぁ、いいホテルと言ってもそんなにいいホテルではありませんが。
ホテルズドットコムに関してはこちらの記事で紹介しています。
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種類も多い朝食ビュッフェでした。
ミュンヘン観光
12:00ギリギリにホテルをチェックアウトし、半日程度のミュンヘン観光へ向かいます。
とは言え、半日で観光できる範囲は限られているのと、旅行最終日で若干疲れが溜まっていたため、ただ街をブラブラする予定でしたが。
とりあえず、観光の中心地 "Marienplatz"へ向かいます。
その途中にある聖ミヒャエル教会を眺めます。
入口にある像が、なかなかエグイ。
天使が悪魔を串刺しです…
いや、相手は悪魔ですが、強烈な像です。
ザ・ヨーロッパという街並みですねー。
新市庁舎です。
この新市庁舎は、からくり時計で有名です。
ちょうど13時付近にここに来たので、運よくからくりが動くのを見る事ができました。
さて、ここでドイツソーセージを食べていないことに気付きます。
ちょうど近くでフェスティバルが行われていましたので、そこでビールとソーセージを探します。
様々な民族衣装を身にまとった人たちが何かやってました。(テキトーw)
そして、ビールとソーセージにありつけました。
いよいよする事がなくなって来ました。
ウインドウショッピングするにも、日曜で店舗が営業していないし。
苦肉の策でミュンヘン中央駅の長距離列車用ホームを見学しに行きます。
駅舎内
非常にキレイな駅で、賑わっていました。
ドイツ長距離列車ICE
はい、完全にネタが切れました。
予定変更~予定より早く空港へ
もともと帰国便が21:25発だったため、以下のような計画を立てていました。
しかしながら、完全に観光に行き詰まりました。
そのため、予定より早く16:00頃空港に向かう事にしました。
早く空港に行き、タックスリファウンドの手続きを終わらせ、ラウンジでまたーりを画策しておりました。
しかし、想定外の事が起こります。
タックスリファンドの手順は、
1)航空会社カウンターでチェックイン
2)荷物を預けずにCustomsへ行きタックスリファウンドの用紙にハンコをもらう
3)荷物をCustomsで預ける
4)Tax Freeの取扱会社のカウンターへ行く or 郵送にて手続きを依頼する
というものです。
結論から言えば、1)の航空会社カウンターのチェックインが空港到着後すぐにできなかったのです。
ミュンヘンにおけるANAのカウンターは出発時間の3時間前からしかオープンしません。
つまり、どれだけ空港に早く行こうが1)を出発時間の3時間前にしか行えないので、タックスリファウンドの手続きができないのです。
出発時間の3時間前…
21:25のフライトですので、18:25以降でないと上記の手続きができません。
当然、保安検査場の外の事なので「ラウンジ」も使う事ができません。
空港に到着したのが、17:00頃…
何もできないし、大きな荷物を持って時間をつぶすのも難しい…
皆様、お気を付け下さい。
最終章
18:25にチェックイン後タックスリファウンドの手続きを行い、結局、搭乗時間まで1時間を切った頃にようやく保安検査場を抜ける事ができました。
そのため、ラウンジでゆっくりする事も出来ず、21:25発の便に乗り込むことになりました。
日本時間翌日15:50頃に、無事帰国しました。
これで全日程を終了しました。
まとめ
非常に移動が多い旅行でした。
その分、あっという間に全日程が終わった感じです。
スペインはどこに行っても素晴らしいと感じる旅行でした。
一方、ドイツミュンヘンは治安の面でも不満が残りました。
仕事で訪れたケルンは非常にキレイな街であったため、ドイツの違う都市に訪れてみたいと感じました。
旅行記は初めてだったため、時系列でだらだらと書いてしまいました。
すみません。
ただその中で皆様のお役に立てたり、行ってみたいという思いを少しでも駆り立てられていれば嬉しく思います。
さて、次はどこへ行こうかな。
陸マイラーになったので、オプションが広がりそうで楽しみです。
スペイン・ドイツ旅行記のまとめはこちらの記事をご参照ください。
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