ANAマイレージクラブのSFCを含むプレミアムメンバーが毎年付与される、「アップグレードポイント」。
これは、同じ日系の航空会社JALにはなく、ANAのみが現在採用しているポイントです。
ANAアップグレードポイントは、一般的には使い道が難しいとされるポイントの一つです。
アップグレードポイントに関する詳細は、以下の記事をご参照ください。
www.pablomile.com
上手に使いきれず、年度末にSKYコインに交換するという人も多いかもしれません。
万人に使う機会があると思われるのは、「国内線のアップグレード」です。
その「国内線アップグレード」が、2018年4月1日より、事前に、かつ、ANAのウェブサイト上で手続きできるようになりました。
この記事では、ANAアップグレードポイントで国内線普通座席をウェブサイト上でプレミアムクラスに事前アップグレードする方法を詳細図解します。
それでは、行ってみましょう。
- ANA アップグレードポイントによる国内線アップグレードのルールの新旧比較
- 【詳細図解】ANAアップグレードポイントで、プレミアムクラスにウェブサイト上で事前アップグレードする方法
- 国内線のアップグレードポイントを利用したアップグレードは、距離が遠いほどお得!?
- まとめ
ANA アップグレードポイントによる国内線アップグレードのルールの新旧比較
まずは、ANAアップグレードポイントによる国内線アップグレードのルールがどう変わったのかを簡単に紹介します。
それぞれについて、簡単に説明を加えて行きます。
アップグレード手続きのタイミング
まずタイミングですが、変更前は搭乗の当日にしかアップグレードの手続きができませんでした。
これは、非常にめんどくさい!(わたしだけ?)
当日まで、アップグレードできるかどうかもわかりません。
ルール変更後は、搭乗2日前の0:00~手続きができます。
搭乗当日は何かとバタバタしているので、手続き的には楽になったと感じます。
アップグレード手続きをする場所
これまでは、以下の図のように空港の自動チェックイン機、もしくは、カウンターで手続きを行う必要がありました。
ルール変更後は、ANAのウェブサイト上、またはANA国内線予約・案内センターでアップグレードの手続きを行うことができます。
アップグレード対象運賃
アップグレードの対象となる運賃のみ、「改悪」と言えるでしょう。
上表の通り変更前は、
特典航空券を含むすべての運賃
変更後は、
国内線運賃(一部除く)
対象外の運賃は以下の通りです。
団体運賃、ダイナミックパッケージ(旅作および各旅行会社取り扱い)以外の包括旅行運賃、国際線航空券国内区間、予約のないオープンチケットは除く
ただ、国内線の特典航空券を含むほとんどの運賃の予約のアップグレードをすることは、依然可能です。
ANAアップグレードポイントによる事前アップグレードについての詳細は、こちらをご参照ください。
www.ana.co.jp
【詳細図解】ANAアップグレードポイントで、プレミアムクラスにウェブサイト上で事前アップグレードする方法
それでは、具体的にANAのウェブサイト上で、アップグレードポイントを用いて、プレミアムクラスに事前アップグレードする方法を、これから詳細図解していきます。
●まずは、ANAのウェブサイトへアクセスし、ログインします。
www.ana.co.jp
●ログイン後、トップページへアクセスし、ページ下部へスクロールします。
●"国内線予約確認・購入・変更"を押下します。
●アップグレードしたい予約を選択します。
●次ページに遷移し、"アップグレードの手続き"を押下します。
●アップグレードしたいフライトを探し、そのフライト情報の下部にある"手続きへ"を押下。
●アップグレードしたいフライトの"クラス"と"運賃"部分が赤字で変更されていることを確認して、ページ下部へスクロールします。
●"お支払い手続きへ"を押下します。
●今回は支払いをアップグレードポイントで行うため、"アップグレードポイント"のタブを押下し、"次へ"を押下します。
●"お支払い合計"部の使用ポイント数を確認の上、"内容を確認しました"にチェックを入れて、"確定する"を押下します。
●前ステップでプレミアムクラスへのアップグレード手続きは完了ですが、そのままプレミアムクラスの座席指定に進む場合は、"座席指定"を押下します。
●対象フライトの"座席指定・変更"を押下します。
●座席表から、任意の座席を選択し、ページ下部にスクロールします。
●"確定する"を押下して、座席指定を完了させます。
●これで、座席指定も完了です。予約部の、"クラス"と"運賃"も無事に変更されています。
今回はアップグレードポイントで国内線の普通座席をプレミアムクラスに事前アップグレードする方法を紹介しました。
アップグレードは、アップグレードを使用せずに現金でもすることができます。
その際は、"お支払い合計"ページで、"クレジットカード"タブを押下し、支払いクレジットカード情報を入力して決済すればOKです。
国内線のアップグレードポイントを利用したアップグレードは、距離が遠いほどお得!?
前項の手順紹介部でお分かりになるように、今回は、"羽田-伊丹"線でアップグレードをしました。
このアップグレードポイントの使い方、実は非常にもったいないです。
なぜなら、以下の図の通り、国内線の普通座席からプレミアムクラスのアップグレードに必要なアップグレードポイントは、"一律"4ポイントだからです。
つまり、損得勘定だけで考えると"羽田-伊丹"のような短距離路線よりも、"羽田-那覇"のような長距離路線の方がお得だという事です。
搭乗時間が長いため、ゆっくりとプレミアムクラスを満喫することができる上、アップグレードに必要なアップグレードポイントは同じ4ポイントです。
我ながら、「やっちまった」感が・・・
利用の際は計画的に・・・
まとめ
●国内線事前アップグレードは搭乗2日前0:00~
●ANAのウェブサイト上で事前アップグレード可能
●国内線アップグレードに必要なUGPは、"一律"4ポイント
ANAアップグレードポイントは、冒頭に述べたように、使い道がかなり限定されているため、海外出張がない人には非常に使いにくいポイントとされています。
使いきれなかった場合は年度末にSKYコインに交換することもできますが、その交換率はUGP:SKYコイン=1:1,000とあまり良くありません。つまり、1,000円/UGPという事です。
一方で今回の"羽田-伊丹"国内線は、アップグレードポイントであれば4ポイント必要で、現金であれば10,000円必要となります。つまり、2,500円/UGPです。
断然国内線アップグレードの方が、お得です。
国内線は最も利用機会があると思いますので、今回紹介した事前アップグレードの方法を理解しておくと、アップグレードポイントを使用して優雅な空の旅を満喫できます。
ぜひ、覚えておきましょう!