本記事は、旧SPG条件下でのプラチナ会員資格獲得を目指したものです。
※新マリオットリワードプログラムのプラチナ資格を通常ルートで目指したという記事は以下をご参照ください。
www.pablomile.com
昨年2017年の6月にSPGアメックスというクレジットカードに入会したことを機に、これまで興味のなかったホテルの上級会員になりました。
当ブログで何度も紹介しているのでその詳細は割愛しますが、SPGアメックスに入会したことで、シェラトンやウェスティンに代表されるスターウッドホテル&リゾートグループの上級会員の1つであるゴールドプリファード会員になれました。
と同時に、そのスターウッドホテル&リゾートを買収したマリオットグループの上級会員の1つであるゴールドエリート会員にもなることができました。
前述のように、それまで全くホテルの上級会員に興味がなく仕組みも知りませんでしたが、ここからPabloのホテルライフは変わりました。
そして、2017年11月にはなんとSPGの最高峰会員ステータスであるプラチナ会員へのステータスチャレンジを行う運びとなりました。
その結果、現在Pabloは、SPG・マリオットともに最高峰会員ステータスの"プラチナ会員"です。
ただ、残念ながらプラチナ会員でいることができるのは、たった1年間です。
ここで、さらなる欲が出てきます。
もっと長く、プラチナ会員でいたい・・・
というわけで、2019年2月に期限を迎えてしまうSPG・マリオットのプラチナステータスを、翌年の2020年2月までプラチナステータスを継続すべく、計画を立ててみました。
前置きが長くなりましたが、この記事では、SPG・マリオットのプラチナ会員資格を継続すべく、今年1年間の滞在をシミュレートしてみて可能かどうかの検証を行っています。
決して特別な方法ではなく、正攻法(?)でただ"積み上げた"計画です。
- SPG・マリオット プラチナ会員って?
- SPG・マリオット プラチナ会員になる方法
- SPG・マリオット プラチナ会員資格を正規ルートで正攻法で攻略してみせる!
- SPGでプラチナ会員資格継続を狙う場合の具体的な積み上げ計画
- 番外編 SPGプラチナ 宿泊実績50泊での付加価値
- まとめ
SPG・マリオット プラチナ会員って?
本題に入る前にまずは「プラチナ会員」と何か?ということを簡単に説明します。
「プラチナ会員」とは、SPG・マリオットそれぞれのホテル会員の頂点に君臨する、最高ステータス会員です。
(プラチナ会員の中にもステータスがありますが、ここでは割愛します。)
SPGは大きく分けて3段階、マリオットの場合は大きく分けて4段階の会員ステータスが設けられています。(非会員は除く)
そのそれぞれの最高ステータスが、「プラチナ」ということになります。
当然ですが、SPG・マリオットとも会員ステータスが高いものほど「なるための条件」は難しく、「なった後の特典」は大きくなります。
SPG・マリオット プラチナ会員って、うまいの?
プラチナ会員の「なった後の特典」をざっくりではありますが、紹介します。
SPG・マリオットで多少異なるのですが、大きくは以下の3つかなと。
①宿泊した際に獲得できるポイント数が増える
②予約した部屋よりいい部屋に無料でアップグレードしてもらえる
③ラウンジが利用できる
①宿泊した際に獲得できるポイント数が増える
SPG・マリオットともに、宿泊した支払いに応じてポイントを獲得することができます。
それらのポイントは、無料宿泊に利用できます。(その他の用途もありますが、ここでは割愛)
まずは、滞在の支払いに応じて獲得できるポイントです。
SPG・マリオットそれぞれの通常会員が獲得できるポイントを100とした場合の、それぞれのステータス毎に獲得できるポイントは以下のようになります。
マリオットの場合、シルバー:120 → ゴールド:125 → プラチナ:150となります。
つまり、同じ滞在・同じ支払額の場合でも、プラチナ会員は、通常会員の1.5倍のポイントがもらえることになります。
SPGの場合は、ゴールド:150 →プラチナ:150 or 200となります。
この場合も、プラチナ会員は通常会員の1.5倍~2倍のポイントをもらえます。
※SPGプラチナ宿泊数によって2倍になります。
次にチェックイン時にもらえるウェルカム(アライバル)ギフトでポイントを選択した際にもらえるポイント数です。
※MRP:マリオットリワードポイント、Spt:スターポイント
マリオットの場合は、プラチナ会員しかアライバルギフトをもらうことができません。
ホテルブランドによってもらえるアライバルギフトポイント数は変動しますが、平均的に500 MRPもらえます。
SPGの場合は、ゴールド:250 Spt、プラチナ:500 Sptがもらえます。
こちらもホテルブランドによって、獲得ポイントが少なくなる場合はあります。
上記のように、上の会員ステータスになればなるほど、獲得できるポイント数が増えていきます。
ポイントが多く溜まれば無料宿泊できる機会も増えるため、すなわち、高いステータス会員ほどホテルからの還元率も高くなるということです。
もっとも還元率が高いのが、最高峰のプラチナ会員です。
②予約した部屋よりいい部屋に無料でアップグレードしてもらえる
次に、実際に予約した部屋よりいい部屋に無料でアップグレードしてもらえるという特典があります。
おそらく、この特典を享受したくて上級会員を目指す人も多いのではないでしょうか?
もちろんプラチナ会員は、最上級会員ステータスのため、最優遇されます。
まずはマリオットの場合です。
ゴールドエリートとプラチナエリートで規定上の違いはありません。
「無料の客室アップグレード」が、チェックイン時の状況次第でしてもらえます。
明確な規定上の違いはありませんが、プラチナの方がゴールドよりも優遇される確率は高いです。
次にSPGの場合です。
SPGには、ゴールドとプラチナの間に明確な違いがあります。
ゴールドは、「より良いお部屋」です。
いわゆる、エンハンスドルームと言われるもので、「部屋は広くならず高層階へアサインされるだけ」ということもままあります。
一方のプラチナは、「スタンダートスイートを含む空きのある客室の中で最も良いお部屋」です。
「一番安い部屋で予約したのに、無料でスタンダードスイートルームにアップグレードされる」ということがあり得るということです。
もちろん、SPGの場合も「チェックイン時の状況による」という注意書きがありますので、確約ではありませんが・・・
上記をまとめると、
「全く同じ予約でも、ゴールド・プラチナ会員は通常会員よりもいい部屋を無料で利用でき、より快適なホテル滞在を過ごすことができる」可能性が高い
ということです。
確約ではないので、「可能性が高い」にとどめておきます。
③ラウンジが利用できる
マリオットの場合はゴールドエリート会員から、SPGの場合はプラチナ会員からホテルのラウンジルームを利用することができます。(施設がある場合)
ラウンジルームを利用できることのメリットは、
〇お酒を含むドリンクが無料で飲める
〇時間毎に違ったフードが提供される
という2点です。
〇お酒を含むドリンクが無料で飲める
ホテルのラウンジルームには、お酒を含むドリンクが置いてあります。
アメリカにあるホテルのラウンジではお酒が無料ではないところが多いですが・・・
ホテル滞在時に必要になる水や、ちょっとした空き時間にお酒を楽しめる場所を利用できることで、ホテル滞在の質が大幅に向上します。
〇時間毎に違ったフードが提供される
1日の時間帯に合わせて、さまざまなフードが提供されます。
例えば、朝の時間には、朝食となるフードが提供されているため、わざわざ有料で朝食を食べなくても済みます。
夜の時間は、お酒に合うようなおつまみ系が提供されていたりもします。
上記のように、追加の費用なくお酒を楽しめたり、朝食を取ることができるため、ホテル滞在がより豊かなものになります。
プラチナ会員のその他の特典
上記の3点以外にも、最上級ステータスであるプラチナ会員の特典はまだまだあります。
詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
【マリオット】
http://www.marriott.co.jp/marriott-rewards/member-benefits/platinum.miwww.marriott.co.jp
では、どうすれば、このような特典が満載のプラチナ会員になることができるのでしょうか。
SPG・マリオット プラチナ会員になる方法
SPG・マリオットのプラチナ会員になるためには、大きく分けて2つのルートがあります。
① 1年間で規定のホテル滞在数をクリアする正規ルート
② プラチナチャレンジという1度限りの特急ルート
どちらかのルートの条件を満たすことで、最上級ステータスであるプラチナ会員になることが出来るのです。
① 年間で規定のホテル滞在数をクリアする正規ルート
これは、一般的に知られる正規ルートです。
マリオットの場合は、年間75泊するとプラチナエリート会員になることができます。
一方のSPGは、年間で25滞在もしくは50泊のどちらかの条件を満たすと、プラチナプリファード会員になることができます。
上記の条件を見ると、SPGの方が条件を達成しやすそうです。
ただどちらも、普通に考えると達成はなかなか難しいと言えるでしょう。
特にマリオットのプラチナ会員になるための条件である75泊は、なかなかエゲツないです。
1年って、365日しかないんですよ!?
75泊って…
5日に1泊以上のペースでマリオット系のホテルに宿泊しなければならない計算になります。
②プラチナチャレンジという1度限りの特急ルート
正規ルートは、一般ピープルにはなかなか達成が難しい条件です。
そんなPabloのような一般ピープルに向けた(?)ワンチャンが、プラチナチャレンジです。
プラチナチャレンジに関しては、挑戦した結果も含めてこちらの記事で詳しく解説していますので、ご参照下さい!
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このプラチナチャレンジは、成功してプラチナ会員になってしまうと、もう二度と利用する事は出来ません。
つまりは、プラチナ会員への1度限りの特急券です。
Pabloはこの特急券を使って、SPG、マリオットのプラチナ会員になりましたので、この方法は二度と使うことは出来ません。
つまり、Pabloが今後継続的にプラチナ会員でいるためには、①の正規ルートの条件を満たしてその翌年もプラチナ会員資格を取得する必要があるのです。
SPG・マリオット プラチナ会員資格を正規ルートで正攻法で攻略してみせる!
さて、これまでに述べてきたように、Pabloのような一般ピープルが正規ルートで、プラチナ会員ステータスを獲得するのは困難です。
そのため、1度限りのプラチナチャレンジで獲得したプラチナ会員ステータスの期限がきれたら、プラチナライフは終了!
実際にそう思っていました。
しかしながら、今年の実際の滞在、滞在予定を積み重ねてみると…
あれ?
イケるんじゃない!?
その計画の詳細を紹介します!
SPGとマリオットは会員ステータスをリンクできる!
まず前提として、SPGとマリオットリワードはそれぞれの会員サービスをリンクする事ができます。
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そうすることで、SPGとマリオットリワードそれぞれの会員ステータスもリンクすることが出来るのです。
つまり、SPGもしくはマリオットのどちらかでプラチナ会員資格を取得したら、もう片方もプラチナ会員になる事が出来るという事です。
例えば、SPGでプラチナ会員なるための条件を満たしてプラチナ会員になったら、自動的にマリオットのプラチナ会員にもなれるということです。
要は、SPG・マリオットのどちらか一方で、プラチナ会員になればいいという事です。
SPG・マリオット どちらでプラチナ会員継続を目指すべきか。
SPG・マリオット、どちらの条件の方が現実的かを考えます。
それぞれの条件は以下の通り。
これは、間違いなくSPGの方が現実的ですね。
条件を満たすための滞在全てを、1滞在1泊で組んだ場合、わずか25泊で済みます。(わずか?)
宿泊費を重視して、例えば1泊1万円で済ませた場合、総費用は25万円です。
一方、マリオットでプラチナを目指す場合は、SPGの3倍の75泊が必要になります。
1泊1万円だとすると、75万円かかる計算になります。
SPGの条件の3倍です。
全然無理ですね。
プラチナチャレンジの場合は、マリオットの方が断然条件が低いのですが、正規ルートの場合は逆にSPGの方が断然ハードルが低いです。
という訳で、SPGでプラチナ会員資格継続を狙うことにします。
SPGでプラチナ会員資格継続を狙う場合の具体的な積み上げ計画
では、SPGでの25滞在の計画を具体的に立ててみましょう。
SPGアメックス継続によるボーナス実績
当ブログでも何度も紹介しているSPGアメックスというクレジットカードですが、実はこのプラチナ会員資格継続にも一役買うんです。
SPGアメックスの詳細に関しては、こちらをどうぞ。
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実は、SPGアメックスを更新するとボーナスの1つとして、滞在・宿泊実績がもらえるんです。
ボーナスとしてもらえる実績は、
2滞在5泊分
パッと見は少なく見えますが、地味に有難いです。
安く見積もって1滞在1万円としても、2万円分の価値があります。
Pabloは今年2018年に更新がありますので、上記の実績をもらうことができます。
2滞在分ですので、必要滞在数の残りは23滞在です。
プラチナチャレンジの2018年1月分
以下の記事で紹介していますが、Pabloは2017年11月〜2018年1月の3ヶ月間、SPGでプラチナチャレンジを行いました。
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このプラチナチャレンジの期間に2018年1月が含まれていたので、この1ヶ月分の滞在ももちろん、年間滞在数に加味されます。
2018年1月の滞在・宿泊実績は以下の通り、4滞在9泊でした。
2019年SPGプラチナ会員資格継続のために必要な滞在数は残り23滞在ですので、この4滞在を差し引くと、残りは19滞在です。
滞在・宿泊実績ダブルプロモ & 2月の出張
幸運にも、SPGの特定メンバー限定の特定期間の滞在・宿泊実績が2倍になるプロモのオファーがありました。
プロモの概要はこちらです。
期間 : 2018年2月1日〜2018年4月30日
内容 : 上期間に実績獲得対象の有償宿泊の宿泊実績が2倍にカウントされる
つまり、2018年2月から4月中の期間中の滞在の滞在・宿泊実績が2倍になるというものです。
これ、実は対象者限定らしいのですが、幸運にもPabloにオファーが来ました。
しかーも、さらに運良く、2月に出張が入っており、自分で宿泊先を決められる事になったのです。
なんたる巡り合わせ!
そんなわけで、会社への言い訳を考慮しながら、4滞在6泊でホテル予約・利用をしました。
このダブルプロモでこれが、8滞在12泊になりました。
前項までの残滞在数が19滞在でしたので、この8滞在を差し引くと、残り11滞在です!
あれれ?
楽勝の様相を呈して来ましたね。
2019年のプラチナ会員資格を得る条件は、残期間11ヶ月で、11滞在です。
しかも、2019年プラチナ会員資格取得のために使ったお金は今のところ、0円です!
では、必要な残り11滞在を考えて行きましょう。
無料宿泊とキャッシュ&ポイント分
SPGのエリート資格取得のための滞在・宿泊実績の積み上げは、有償宿泊でなくてもできます。
SPGは、SPGアメックスの決済やホテル利用で貯まるスターポイントを利用した、無料宿泊やキャッシュ&ポイントでの宿泊でも滞在・宿泊実績を積み上げることが出来ます。
つまり、特典宿泊数もプラチナ会員資格取得のための滞在・宿泊実績としてカウントされるという事です。
言い換えれば、お金を使わなくても滞在・宿泊実績を積み上げることができます。
Pablo夫婦は毎年1週間くらいの海外旅行に行きます。
そもそもはそのために、ANAマイルやスターポイントを貯めています。
予定通り、今年の旅行でスターポイントを利用した宿泊を上記の旅行ですれば、自然とプラチナ会員資格取得のための滞在・宿泊実績としてカウントされるのです。
例えば、現地7泊するとすれば、Pablo夫婦の旅行スタイルだと少なくとも4滞在はすると思われます(笑)
1つのホテルでじっと出来ないのです…
つまり、今年の海外旅行で、無償で4滞在分積み上げられるという事です。
前項での必要残滞在数が11滞在でしたので、この4滞在を差し引くと、残りは7滞在です。
今年の海外出張予定
今年の残りの海外出張予定は4月、5月、9月、11月と4回残っています。
残り4回の出張予定で、必要残滞在数が7滞在です。
1回の出張あたり、平均2滞在をきります。
4月、5月、9月、11月の出張で十分7滞在することができます。
それでミッションコンプリートです!
海外出張がある役得で、やろうと思えば持ち出し費用なしで2020年2月までのSPG & マリオット プラチナ会員資格取得が出来そうです!!!
Yes!
番外編 SPGプラチナ 宿泊実績50泊での付加価値
SPGのプラチナ会員資格を得るためには、前述の通り、以下の条件が必要です。
このうちの50泊の条件をクリアすると、先に紹介した特典に加えて以下の特典のいずれかを選択する事ができます。
内容を考えれば、是が非でも達成しなければならないというほどの特典でもないような気がします。
あくまでも、Nice to haveですが、Pablo自身が現在予定しているものを積み上げて、現実的に50泊に届くのかを紹介します。
前項と同様に積み上げて行ったものが、以下の表です。
「これからある海外出張をすべてSPG系に宿泊する」という条件付きですが・・・
ただ、ここまでする価値があるかどうか。
前述にもありますが、あくまでもNice to haveですね。
まとめ
SPGのプラチナ会員資格を正攻法のルートで、以下を考慮すると、現実的に達成できそう!
●無料宿泊
●キャッシュ&ポイント
●カウントダブルプロモ
●海外出張
皆様も積み上げてみると意外と達成が現実的かもしれません。
ホテルの泥沼に完全に足を突っ込んでしまいました・・・
今年2018年にプラチナ資格を再度獲得すれば、2020年2月まではプラチナ会員でいられる!はず。。。
ということで、Pabloはプラチナ資格の再度獲得を虎視眈々と狙っていきたいと思います。