皆さん、ANA マイルは順調に貯まっていますか?
順調に貯まっていく様子を見るのって、貯金通帳にお金が貯まっていくときと同じように嬉しいですよね。
さて、貯まったANA マイルを上手に特典航空券に交換できていますか?
この記事では、ANA海外特典航空券がうまく取れない人が知っておいた方がいいスターアライアンス各社のハブ空港を紹介するとともに、乗継便ありの路線を予約する際に活用出来る情報を紹介します。
「あの国に行きたいんだけど、どこで乗り換えたらいいの?」
「どうやってフライトを繋げればいいか分からない」
「復路だけ満席のせいで、往路も予約ができない」
こういう人は多いと思います。
特に、特典航空券のためのフライトの繋ぎ方に苦労している人も多いでしょう。
Pabloもその一人でした。
この情報は、スターアライアンス加盟航空会社で繋いだ航空券を買いたいという際にも役に立ちます。
これを知ればあなたも変幻自在のフライトプランナーです。
注)人気路線の直行便に関しては、Pabloは解決策を持ち合わせていないため、本記事では紹介しておりません。
なお、海外特典航空券を予約するための基本はこちらの記事で紹介しています。
www.pablomile.com
- スターアライアンス加盟各社のハブ空港を知って、ANA 特典航空券を押さえる確率を上げよう!
- ANA 乗り継ぎが想定できる北米・ヨーロッパのスターアライアンス各社のハブ空港
- 乗り継ぎありの場合のANA特典航空券をうまく取れない!?
- 【具体例】ハブ空港利用を活用した乗り継ぎ有りANA 特典航空券の上手な取り方
- ハブ空港利用を活用した乗り継ぎ有りANA 特典航空券の真骨頂は「柔軟性」
- フライトプラン(ANA特典航空券&通常予約)を組む時の大切な2つのポイント
- まとめ
スターアライアンス加盟各社のハブ空港を知って、ANA 特典航空券を押さえる確率を上げよう!
スターアライアンス加盟の主要な航空会社のハブ空港を知っていれば、効率的に特典航空券のフライトを繋ぐことができます。
それも、ANA便から繋ぐことができる主要ハブ空港をです。
ハブ空港とは
各航空会社には、拠点となる空港があります。
各航空会社の整備等の設備が充実しており、起点に多くの便を発着させることができる空港をハブ空港と一般的に呼びます。
その航空会社の発着便が集中して多い空港を、ハブ空港ととらえてまず間違いないです。
各航空会社のハブ空港は基本的にその会社が属する国の大きな空港となるケースが多いです。
ANA 乗り継ぎが想定できる北米・ヨーロッパのスターアライアンス各社のハブ空港
主に乗り継ぎを利用するのは北米とヨーロッパ路線がメインとなるため、今回はその2地域のみにフォーカスします。
ANAの直行便で、乗り継ぎが想定できる北米・ヨーロッパの空港は以下のとおりです。
東京(成田&羽田)- ロサンゼルス
成田 - サンフランシスコ
成田 - シアトル
成田 - サンノゼ
成田 - ワシントン D.C
東京(成田&羽田) - ニューヨーク
東京(成田&羽田) - シカゴ
成田 - ヒューストン
羽田 - バンクーバー
成田 - メキシコシティ
羽田 - ロンドンヒースロー
羽田 - パリ(CDG)
羽田 - フランクフルト
羽田 - ミュンヘン
成田 - デュッセルドルフ
成田 - ブリュッセル
詳細はこちらをどうぞ
www.ana.co.jp
それではそれぞれの地域のスターアライアンス加盟航空会社のハブ空港を紹介します。
スターアライアンス ハブ空港 北米編
アメリカのスターアライアンス加盟航空会社とそのハブ空港
スターアライアンス加盟航空会社 : ユナイテッド航空
ユナイテッド航空 ハブ空港 : シカゴ・オヘア空港、ワシントン D.C・ダレス空港、デンバー、サンフランシスコ、ロサンゼルス
現在悪名高き(?)ユナイテッド航空ですが、スターアライアンスで繋いでアメリカ各地へ行く際にはユナイテッド航空を利用する必要があります。
ハブ空港は上記の通りで、ニューヨークJFKが入っていません。
そのため、行きたい都市によってはニューヨーク経由便で設定できませんのでご注意ください。
ANAの直行便を考慮すると乗り継ぎとして利用しやすいのは、シカゴ・オヘア空港、ワシントン D.C・ダレス空港、サンフランシスコ、ロサンゼルスですね。(デンバーへはANAの直行便がありません)
複数都市周遊を考えている場合、上記4空港を経由するのが旅程を組みやすい秘訣です。
立地的にもシカゴ・オヘア空港が、乗り継ぎの便数・利便性的にも最も優れています。
カナダのスターアライアンス加盟航空会社とそのハブ空港
スターアライアンス加盟航空会社: エア・カナダ
エア・カナダハブ空港: トロント、バンクーバー、モントリオール
カナダ各都市へはエア・カナダが便利です。
エア・カナダはカナダのフラッグシップキャリアのため、路線網が充実しています。
ただ、ANAの直行便から乗り継ぐのであれば、選択肢は1つ、バンクーバーです。
こういう場合は考える必要がありませんね。
メキシコのスターアライアンス加盟航空会社とそのハブ空港
スターアライアンス加盟航空会社: なし
ANAの直行便があるメキシコシティ以外のメキシコ各地へ行くには、上記アメリカ・カナダ経由で行く方が便利と言えます。
スターアライアンス ハブ空港 ヨーロッパ編
ドイツのスターアライアンス加盟航空会社とそのハブ空港
スターアライアンス加盟航空会社 : ルフトハンザドイツ航空
ルフトハンザドイツ航空 : フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ウィーン(オーストリア)、スイス(チューリッヒ)
ヨーロッパ最大のスターアライアンス加盟航空会社は、ずばりルフトハンザドイツ航空です。
ルフトハンザの路線網の広さは驚くほどです。
その中心となるハブ空港が、フランクフルトです。
フランクフルトは、ブラジルのような遠方地を含め、ほとんどの地域へ行く事ができます。
当然、ANAの直行便もあるため、直行便のないヨーロッパ各地へはフランクフルト経由でルフトハンザ利用が便利です。
そのほかに、ミュンヘン・デュッセルドルフはフランクフルト程ではないですが、ヨーロッパ各地への豊富な路線があります。
ちなみに、ウィーン・チューリッヒはルフトハンザグループのオーストリア航空とスイスインターナショナルエアランズのハブ空港です。
ただし、ANAの直行便がないため、説明は割愛します。
ベルギーのスターアライアンス加盟航空会社とそのハブ空港
スターアライアンス加盟航空会社 : ブリュッセル航空
ブリュッセル航空 ハブ空港 : ブリュッセル国際空港
ANAの直行便があるベルギーブリュッセルですが、ブリュッセルをハブとしている航空会社はブリュッセル航空です。
しかしながら、路線網は広いとは言えず使いにくいです。
しかも、ゆくゆくはルフトハンザドイツ航空が全ての株式を取得する予定だそうです。
つまり、ANA直行便がないヨーロッパ各地へ乗継ぎに利用しやすいハブ空港は、ルフトハンザがハブ空港としているドイツの3都市の空港と言えます。
それ以外のANAが直行便を飛ばしている、ロンドンとパリは直行便でその都市のみ行くか、もしくは、ドイツ経由でそれらの都市に行く事で周遊するかのどちらかが便利です。
北米・ヨーロッパ地域のハブ空港まとめ
北米方面は、基本的にユナイテッド航空のハブ空港へアクセスすれば全米各地へのフライトを組みやすいです。
カナダ各地へのアクセスに関してのみ、エア・カナダのバンクーバー経由が便利です。
直行便のないヨーロッパ各地へのアクセスは、基本的にルフトハンザドイツ航空一択です。
ヨーロッパはご覧のとおり、ルフトハンザ帝国が築かれています。
ANAの直行便がある、フランクフルト・ミュンヘン・デュッセルドルフの中で経由地を選ぶという形になります。
乗り継ぎありの場合のANA特典航空券をうまく取れない!?
ANA特典航空券を手配する際こんな経験ありませんか?
【希望】
出発地:東京
経由地(立ち寄り地):ロンドンヒースロー
最終目的地:バルセロナ(スペイン)
羽田-ヒースロー区間は空席状況にもよりますが、ANAの直行便で結ぶことができます。
次に、ロンドンからバルセロナまでの路線です。
ご覧のとおり、直行便がありません。
これで行くと、ロンドンからバルセロナに行くのにスイスのチューリッヒを経由しなければなりません。
直行便で行くのに比べて、2~3時間余分に時間がかかってしまいます。
「どんなルートだよ!」って思いますよね。
これは、空席有無の問題ではありません。
そもそも、ロンドンヒースロー空港からバルセロナへ直行便を運航しているスターアライアンス加盟航空会社がないのです!
実際、こちらのスターアライアンスのWebサイトで確認すると・・・
全て"1 stop"となっています。
これは、1回経由便であることを表しています。
実はこういう事はよくあります。
上記の例で言えば、ロンドンヒースロー空港はブリティッシュ・エアウェイズのハブ空港です。
ブリティッシュ・エアウェイズは、スターアライアンスではなく、ワンワールドという航空連合の加盟航空会社です。
残念ながら、イギリス国籍のスターアライアンス加盟航空会社が現在ありません。
加えて、スペイン国籍のスターアライアンス航空加盟航空会社も現在ありません。
スターアライアンス加盟航空会社に、発着地国籍の航空会社が存在しないとまず直行便は飛んでいません。(例外はあります)
今回のケースでいえば、ロンドンヒースロー空港からバルセロナ空港をつなぐ直行便はないという事です。
つまりはこのケースの場合はどうしたらいいの?
上記の例で言えば、以下の3つの方法から選ぶ必要があります。
1.ロンドンヒースロー空港からバルセロナ空港まで経由便で繋ぐ。
2.特典航空券は羽田-ロンドンヒースロー空港間のみ取り、ロンドン-バルセロナ間を別の航空連合加盟航空会社で取る。
3.そもそもロンドンヒースロー空港経由をやめる。
1.は必要以上に時間を要するため、短い休暇の時間を無駄にしてしまう。
2.は特典航空券区間以外の区間に費用が発生してしまう。
上記を考慮すると、そこまで立ち寄りのこだわりが強くなければ3のヒースローを使わないという選択肢が最もいいように思います。
Pabloなら、3を選択します。
つまり、「経由地として繋ぎづらい国・空港は、主目的地として訪れる」方がいいでしょう。
【具体例】ハブ空港利用を活用した乗り継ぎ有りANA 特典航空券の上手な取り方
北米・ヨーロッパのスターアライアンス加盟航空会社のハブ空港は把握できましたか?
ではこれから、これらのハブ空港を利用して乗り継ぎ有り特典航空券の取り方を紹介します。
今回は以下のモデルケースでANA 特典航空券の手配をしてみます。
日程 :2017年11月7日~2017年11月15日
旅行先:ANA直行便のないヨーロッパの都市
ステップは以下の通りです。
- 最終目的地を決める
- 最終目的地からANA直行便が飛んでいるハブ空港までの便を調べる
- ANAの直行便の時間帯を調べる
- 調べたフライトを組み合わせる
- ANAのWebサイトで組み合わせたフライトプランで手配してみる
1. 最終目的地を決める
まずは、最終目的地を決める必要があります。
今回はブルガリアの首都、ソフィアにします。
なぜソフィアかは、深い意味はありません。
Pabloがいつか行ってみたいからです。
ソフィア (ブルガリア) - Wikipedia
2. 最終目的地からANA直行便が飛んでいるハブ空港までの便を調べる
ブルガリア・ソフィアは当然ヨーロッパですので、先ほどのヨーロッパにおけるスターアライアンスのハブ空港を使います。
ヨーロッパでANAの直行便があり、かつ、路線が豊富なハブ空港はフランクフルトでしたね。
では、まず最初にフランクフルト - ソフィア間のフライトをチェックしましょう。
チェックする際に便利なのが、スターアライアンスのWebサイトです。
http://www.staralliance.com/ja/homewww.staralliance.com
アクセスしたら、トップページの下部「フライト検索」をクリックします。
フォームに必要事項を入力します。
①出発地・目的地を入力します。今回の場合は、From:フランクフルト・To:ソフィアと入力します。
②シュミレーションですので、とりあえず"Round Trip"を選択します。
③日付は11/7往路発、11/14復路発とします。
入力が終わったら、"Find Flights"を押します。
結果が出てきます。
まず11/7往路の候補です。
11/7のFRA - SOFへの直行便は2便です。
①10:05 - 13:20
②18:50 - 22:05
合わせて11/14の復路も確認しておきましょう。
検索結果上部の、赤枠内右側の"RETURN FLIGHT"というタブを押せば復路の候補が表示されます。
11/14のSOF - FRAへの直行便はこちらも2便です。
①06:35 - 08:10
②14:05 - 15:30
3. ANAの直行便の時間帯を調べる
つづいて、往路復路で使う羽田 - フランクフルトの直行便も調べておきましょう。
先ほどと引き続き、スターアライアンスのWebサイトを利用しましょう。
必要事項を入力の上、同様に"Find Flights"を押します。
まず、往路のフライト候補です。
ルフトハンザ便を含め3つの直行便が表示されます。
①00:55 - 05:20(ANA)
②11:20 - 15:40 (ANA)
③15:20 - 19:10 (Lufthansa)
次に、復路のフライト候補です。
同じように、"RETURN FLIGHTS"のタブを押して表示させます。
こちらもルフトハンザ便を含め3つの直行便が表示されました。
①11:30 - 06:55 (ANA)
②17:50 - 13:05 (Lufthansa)
③20:45 - 16:15 (ANA)
※到着日時は時差の関係で全て翌日7/15
では、今まで調べたフライトを自分の都合にを合わせて組み合わせていきましょう。
4.調べたフライトを組み合わせる
【往路】
FRA - SOF
①10:05 - 13:20
②18:50 - 22:05
HND - FRA
①00:55 - 05:20(ANA)
②11:20 - 15:40 (ANA)
③15:20 - 19:10 (Lufthansa)
フランクフルト(FRA) - ソフィア(SOF)間の便に合わせて組み合わせましょう。
時間的に効率的な組み合わせは2パターンです。
(a) FRA - SOFの①とHND - FRAの①の組み合わせ
HND - FRA 0:55 - 05:20 (ANA)
FRA - SOF 10:05 - 13:20 (Lufthansa)
フランクフルトでの乗り継ぎ時間が、4時間45分と少し長めですが許容範囲でしょう。
休みの時間を目いっぱい使いたい人のフライトプランですね。
(b) FRA - SOFの②とHND - FRAの②の組み合わせ
HND - FRA 11:20 - 15:40 (ANA)
FRA - SOF 18:50 - 22:05 (Lufthansa)
フランクフルトでの乗り継ぎ時間が、3時間10分とちょうどいいかもしれませんね。
ソフィア到着時間が夜になってしまうのが、たまにキズですね。
ここでの注意点は、最終目的への便から遡って組み合わせる事が大事です。
理由は、例えば羽田-フランクフルト間で③の"③15:20 - 19:10 (Lufthansa)"を選んでしまうと、当日に利用できるフランクフルト - ソフィア間の直行便がなくなってしまうからです。
遡って組み合わせる事で、スムーズな乗り継ぎを調整する事ができます。
【復路】
FRA - HND
①11:30 - 06:55 (ANA)
②17:50 - 13:05 (Lufthansa)
③20:45 - 16:15 (ANA)
SOF - FRA
①06:35 - 08:10 (Lufthansa)
②14:05 - 15:30 (Lufthansa)
こちらも最終区間のフライトに合わせて、組み合わせる事がコツです。
こちらは、現実的に3種類のフライトプランが考えられます。
(a) FRA - HNDの①とSOF - FRAの①
SOF - FRA 06:35 - 08:10 (Lufthansa)
FRA - HND 11:30 - 06:55 (ANA)
フランクフルトでの乗り継ぎ時間は2時間40分と時間の効率的には非常に良さそうです。
ただ、羽田に06:55着って・・・
エクストリーム出社はできそうですが、好みは分かれそうですね。
(b) FRA - HNDの③とSOF - FRAの②
SOF - FRA 14:05 - 15:30 (Lufthansa)
FRA - HND 20:45 - 16:15 (ANA)
こちらは時間的にゆったりいけそうですが、フランクフルトの乗り継ぎ時間が5:15と長いです。
ラウンジ利用等が出来ればシャワーを浴びたりと時間を潰せそうですが、出来なければ少しツライかもしれません。
(b') FRA - HNDの②とSOF - FRAの②
SOF - FRA 14:05 - 15:30 (Lufthansa)
FRA - HND 17:50 - 13:05 (Lufthansa)
フランクフルト-羽田間もルフトハンザ利用です。
ANAの特典航空券ということなんで、少し例外的のため"b'"としています。
フランクフルトでの乗り継ぎ時間は、2時間20分です。
乗り継ぎ時間等を考慮すると、実はこれが一番よさそうなんですよね。。。
もちろん、こちらのフライトもマイルで予約可能です。
【往復路を組み合わせ】
今回はANA特典航空券の組み合わせのため、往路の"a"と復路の"b"を組み合わせることにします。
往路(11/7)
HND - FRA 0:55 - 05:20
FRA - SOF 10:05 - 13:20
復路(現地発11/14、帰国11/15)
SOF - FRA 14:05 - 15:30 (Lufthansa)
FRA - HND 20:45 - 16:15 (ANA)
これであれば、ヨーロッパのハブ空港への往復はANAの直行便を手配でき、かつ、短い休みを十分に活用できるスケジュールになります。
5.ANAのWebサイトで組み合わせたフライトプランで手配してみる
まずは、ANAのWebサイトへ行き、会員ログインします。
上部メニューの"ANAマイレージクラブ"のタブを押し、画面左の特典航空券メニューから"ANA国際線"を選択します。
そのメニューの中から、"特典航空券"を選択します。
"複数都市・クラス混合"のタブを選択。
旅行日程に沿った日程、行先を入力します。
今回の場合、往路は11/7で、復路は11/14(現地発の日程)を入力し、目的地はフランクフルト・ソフィアを入力します。
まず、往路羽田 - フランクフルトの候補便が出てきます。
前章で組んでいた"HND - FRA 0:55 - 05:20"がありますね。
赤枠内の便を選択します。
羽田 - フランクフルトの候補便を選択したら、次に往路フランクフルト - ソフィア便の候補が出ます。
こちらの希望の"FRA - SOF 10:05 - 13:20"があります。
そちらを選択します。
次に、復路 ソフィア - フランクフルトの候補便が出てきます。
ここでも希望の"SOF - FRA 14:05 - 15:30"がありますので、選択します。
最後に、復路フランクフルト - 羽田の候補便を選びます。
希望の"FRA - HND 20:45 - 16:15 "を選択します。
すると・・・
できました!特典航空券のフライトプラン!
この日程で、一人あたり60,000マイル+諸費用30,730円です。
(すみません、Pabloのマイルが足りないです。)
簡単です!
ハブ空港利用を活用した乗り継ぎ有りANA 特典航空券の真骨頂は「柔軟性」
これまでの方法の場合、行きも帰りも乗り継ぎの空港が同じでしたし、途中降機をする予定もなかったため非常に簡単でした。
これであれば、単純にANAのホームページの、しかも"往復""羽田 - ソフィア"を選べば簡単に予約できるかもしれません。
この方法の真骨頂は、今回のどこかの路線が予約できない場合や、途中降機をしたい場合に発揮されます。
【オリジナル予約】
往路(11/7)
HND - FRA 0:55 - 05:20
FRA - SOF 10:05 - 13:20
復路(現地発11/14、帰国11/15)
SOF - FRA 14:05 - 15:30 (Lufthansa)
FRA - HND 20:45 - 16:15 (ANA)
Ⅰ. 途中降機して、フランクフルトも1日楽しみたい場合
途中降機(ストップオーバー)をして他の国を楽しみたいことって結構ありますよね。
これは、そんな場合の方法です。
念のため、スターアライアンスのWebサイトで調べます。
ソフィア - フランクフルトの復路便の日付を11/13に変更して調べるだけです。
前章と同じく、赤枠内の2便があります。
そして、ANAのWebサイトで先ほどと同様に、手配します。
赤枠内のソフィア - フランクフルト間の日付を11/13にするだけです。
残念ながら、朝イチの"06:35 - 08:10 (Lufthansa)"の便は空席の関係で予約できませんね。
したがって、"SOF - FRA 14:05 - 15:30 (Lufthansa)"を取ります。
その他の3つは、前章と同じフライトを選択すると以下のようになります。
往路(11/7)
HND - FRA 0:55 - 05:20
FRA - SOF 10:05 - 13:20
復路(帰国11/15)
11/13 SOF - FRA 14:05 - 15:30 (Lufthansa)
11/14 FRA - HND 20:45 - 16:15 (ANA)
つまり、11/13の15:30から11/14 20:45まではフランクフルトに滞在する事ができます。
注意点として、途中降機すると諸費用の部分の金額が少し上がります。
今回の場合は、約8,000円ほど値上がりました。
Ⅱ. 往路は予約できるが、復路の一部が満席で予約できない場合
実は、このケースはよくあります。
逆のパターンも多いですが、往路復路のいずれかが満席で全体の予約が取れなくなってしまうというケースです。
今回は復路が満席の場合を想定します。
ここで役に立つのが、今回の主題"ハブ空港"です。
ヨーロッパのスターアライアンスのハブ空港を思い出してください。
フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ブリュッセルの4つです。
フランクフルト経由で満席の場合、復路のみフランクフルト以外のハブ空港を経由するという方法があります。
ここでは、ミュンヘン経由でやってみます。
まずはスターアライアンスのWebサイトで、そもそもソフィアからの直行便があるかどうかを調べます。
まず、Toを"ミュンヘン"にし、"One way"を選択します。
"One way"とは、片道の事です。
そして検索すると・・・
おお!なんと、フランクフルトより便数がありますね。
直行便が3本もあります。
①06:05 - 07:05
②13:40 - 14:40
③18:55 - 19:55
では続けて、ミュンヘン-羽田の便も併せて調べましょう。
こちらは、2便ですね。
ANAの直行便は1便です。
①15:30 - 11:10 (Lufthansa)
②20:00 - 15:40 (ANA)
では、②のANA便に合わせて組んでみましょう。
SOF - MUCの"②13:40 - 14:40"と、MUC - HNDの"②20:00 - 15:40 (ANA)"の組み合わせていきます。
ANAのWebサイト上の先ほどのフライトプランの復路、"フランクフルト"だった場所を"ミュンヘン"に変更し、検索します。
往路はこれまでと同様のフライトを選択し、問題の復路の部分です。
先ほど調べた、3フライトが出てきます。
先ほど、調べたSOF - MUCの"②13:40 - 14:40"を選択します。
注意)ここで、SOF - MUCの"③18:55 - 19:55"を選択してしまうと、MUC - HNDの"②20:00 - 15:40 (ANA)"が表示されず、予約ができなくなってしまいます。なぜなら、19:55にミュンヘンに着陸して、20:00のミュンヘン発羽田行きに搭乗するのは不可能だからです。
空港ごとに最低必要乗り継ぎ時間というが設定されています。
その時間より短い乗り継ぎ便は基本的に予約できないようになっています。
次に、ミュンヘン - 羽田間のフライトを選びます。
お目当てのフライトがありましたね。
②20:00 - 15:40を選択しましょう。
はい!
往路フランクフルト経由、復路ミュンヘン経由というフライトプランが完成しました。
空港使用料の関係で、諸費用がオリジナルより6,000円程度上がっていますが、気にならない程度でしょう。
ちなみに、ご紹介した①と②のやり方を組み合わせることで、往路はフランクフルト経由で途中降機することなくソフィアに向かい、復路はミュンヘンで途中降機し、1日程度ミュンヘンを満喫して帰国するというフライトプランも作ることができます。
フライトプラン(ANA特典航空券&通常予約)を組む時の大切な2つのポイント
- スターアライアンスのハブ空港を把握しておく
- 目的地に近い順のフライトに合わせてフライトプランを組む
上記2つに尽きます!
1. スターアライアンスのハブ空港を把握しておく
各地域におけるスターアライアンスのハブ空港を把握しておくことで、フライトプラン作成に幅が出ます。
ハブ空港を把握しおく事で、途中降機のある周遊プランや、往路復路満席時のリカバーを変幻自在に行えます。
2. 目的地に近い順のフライトに合わせてフライトプランを組む
どの予約システムも、出発地に近い順に予約を組んでいかなければなりません。
そのため、1フライト目の選択でつまづくと、それ以降が予約できないか、非効率的なフライトプランになるかのどちらかになってしまいます。
それを避けるために目的地に近い順から調べてフライトプランを繋げていく事で、効率的なフライトプランを作ることが大切です。
まとめ
ハブ空港を制する者が、特典航空券のフライトプランを制す!
これ、間違いないです。
知っているか知らないかで、特典航空券取得の幅が非常に広がります。
これであなたも変幻自在のフライトプランナーです。
次の旅行のプランニングに是非、活かしてください。