タイトルを読んで「?」を浮かべた人も多いとは思います。
Pabloは、ANAプラチナ会員2年目ですが、最近になって気づいてしまいました。
ANAはユナイテッド航空を特別扱いしています!
特にANAの上級会員がユナイテッド航空を利用する際は、他のスターアライアンス加盟の航空会社利用時にはない特典があります。
その内容に関して、ご紹介します。
ANAの上級会員であるプレミアムメンバーに関してはこちらの記事をどうぞ。
www.pablomile.com
それでは、行ってみましょう!
- ANA上級会員(SFC・プラチナ・ダイヤモンド)がユナイテッド航空利用時の2大特典
- ANA SFCを含む上級会員による2つの特典を考慮したユナイテッド航空利用についての考察
- ANA上級会員がユナイテッド航空を利用するメリットはあるが、率先して利用するかは別の話
ANA上級会員(SFC・プラチナ・ダイヤモンド)がユナイテッド航空利用時の2大特典
ANA 上級会員がユナイテッド航空を利用する際、以下の2つの特典があります。
- ANA フライトボーナスマイルが付与される
- ANAアップグレードポイントを利用してユナイテッド航空利用時に座席のアップグレードができる
この2つの特典は、ANA上級会員でも他のスターアライアンス加盟の航空会社では得る事が出来ない特典です。
1. ANA上級会員がユナイテッド航空を利用するとANAのフライトボーナスマイルが付与される
ANA上級会員がユナイテッド航空を利用する際、通常の飛行マイルに加え"フライトボーナスマイル"が付与されます。
これは、ANA便利用を除くとユナイテッド航空利用時のみの特典です。
ユナイテッド航空利用時のANAフライトボーナスマイル付与率は以下の通りです。
この付与率、何気に凄いんです!!
ANA便利用時のフライトボーナス表と比べてみましょう。
※ANAカード、スーパーフライヤーズカードのゴールドカード、もしくはカード プレミアムを持っている場合。
何か気づきませんか?
ANA上級会員2年目の「特定カード保有なし」の付与率と同率なんです!
SFC会員の場合は、カードプレミアム保有者の付与率と同率です!
言いかえれば、ANA上級会員1年目で、区間基本マイルが同じ場合、ANA便を利用するよりユナイテッド航空を利用する方がフライトボーナスマイル付与率が高いという事です。
これは、驚きです!
上記の条件下では、獲得できるマイル数だけを考慮すると、ユナイテッド航空を利用した方がいいという事になってしまいます。
ANAからすると上級会員にユナイテッド航空をもっと使ってもらいたいという事でしょうか?
それだけ、ANAがユナイテッド航空を特別扱いしているという事です。
ANA上級会員、プレミアムメンバーに関してはこちらの記事をご参照ください。
www.pablomile.com
フライトボーナスマイルに関しては、こちらの記事をご参照ください。
www.pablomile.com
www.pablomile.com
2. ANAアップグレードポイントを利用してユナイテッド航空利用時に座席のアップグレードができる
ANAの上級会員の資格を得ると翌年から付与されるアップグレードポイント。
以下の記事で、アップグレードポイントに関しては説明しました。
www.pablomile.com
アップグレードポイントは、その名の通り、使い道がかなり限定されています。
その選択肢の中に、ユナイテッド航空でのアップグレード利用というのが増えると使いやすさが増します。
ANAのアップグレードポイントが利用できる他社航空会社は、ユナイテッド航空のみです。
ユナイテッド航空便 アップグレードに必要なANA アップグレードポイントのチャートは以下の通りです。
ANA便利用時と遜色はありません。
ANA便のアップグレードに必要なポイントのチャートは、こちらです。
カテゴリーの分け方に相違はあるものの、ほとんど変わりませんね。
ANA便と同様にアップグレード対象のチケット種別限定にはなりますが、ANA便と同じような使い方ができます。
ちなみに、ユナイテッド航空のアップグレード対象予約クラスは以下の通りです。
上記以外の予約クラスに関しては残念ながらアップグレードはできません。
ANA SFCを含む上級会員による2つの特典を考慮したユナイテッド航空利用についての考察
これまでの2大特典を考慮した上で、ユナイテッド航空の利用方法を考えてみました。
- ANAを利用しない場合の選択肢
- 南米行きフライトでの利用
- アップグレードを前提としたエコノミー予約
1.ANAを利用しない場合の選択肢
会社の出張規程や、個人旅行の予算の都合でANAを利用できない場合、ユナイテッド航空は有力な選択肢の一つになります。
フライトボーナスを考慮すると、たとえ30%加算予約クラスでもANAプラチナ会員なら、
30%(予約クラス) + 30%(フライトボーナス100%) = 区間基本マイレージの60%マイル
プレミアムポイントは30%しか貯められませんが、マイルは60%貯める事ができます。
「止むを得ず」という場合は、有力な選択肢の一つであるといえます。
2. 南米行きフライトでの利用
かなり利用者は限られますが、日本からブラジルをはじめとする南米へのフライトを組む際の有力候補となり得ます。
日本から南米に行く場合、大きく3つのフライトルートがあります。
- 北米経由
- 欧州経由
- 世界一周
3.の世界一周はここでは割愛します。
特殊な場合を除き、ほぼ利用しませんので。
1.北米経由と2.の欧州経由、あまり知られていませんが所要時間・価格ともにほとんど変わりません。
1.の北米経由は北米から南米へのフライトは、ユナイテッド航空利用。
2.の欧州経由は欧州から南米へのフライトは、ルフトハンザ航空利用。
予約クラスが同等という条件下であれば、北米経由のユナイテッド航空利用の方がお得です。
なぜなら、ユナイテッド航空にはフライトボーナスマイルがあり、ルフトハンザ航空にはないからです。
獲得マイル数が2倍です。
日本からブラジルをはじめとする南米へのルートに関しては以下の記事で紹介しています。
www.pablomile.com
3. アップグレードを前提としたエコノミー予約
ユナイテッド航空の新しいビジネスクラスシートと言えば、ポラリスビジネスです。
Polaris Business Class JP
このポラリスビジネスを体験するために、アップグレード可能な予約クラスで予約し、アップグレードポイントを利用してみてもいいかなというレベルです。
ANA上級会員がユナイテッド航空を利用するメリットはあるが、率先して利用するかは別の話
これまで、ANA上級会員のユナイテッド航空利用に関する特典に関して説明してきました。
これらの特典がANA上級会員にメリットを与えてくれる事は間違いありません!
一方で、この特典を享受できるからと言ってユナイテッド航空を率先して利用するかどうかは別の話です。
理由は大きく2つあります。
- 接客を含むサービスクォリティが低い
- ユナイテッド航空のフライトの料金は安くない
1. 接客を含むサービスクォリティが低い
はっきり言えば、ユナイテッド航空の接客を含むクォリティはかなり低いと言わざるを得ません。
もうこれは、言わずもがなかと。
有名なのが、以下ですね。
toyokeizai.net
これが全てとは当然言いませんが、普段ANAのサービスに慣れきっている人にはユナイテッド航空を含むアメリカの航空会社のクォリティは受け入れ難いと言えます。
機内食のクォリティに関しても同じ事が言えます。
実際にPabloも何度もユナイテッドを出張で利用していますが、サービスの質は低いです。
利用せざるを得ない状況で、利用したものです。
出来る事なら利用したくはない航空会社の一つです。
まぁ、日本の接客クォリティに慣れてしまっているという事も大きな要因ですが。。。
2. ユナイテッド航空のフライトの料金は安くない
これはあまり知られていないかもしれませんが、ユナイテッド航空の料金は総じて安いわけではありません。
日程やフライトにもよりますが、ANA便の方が安い場合もあります。
料金帯としては、ANAとほとんど変わりません。
まとめ
ANA上級会員にとって、ユナイテッド航空を使うメリット間違いなくあります。
- フライトボーナスマイルが付与される
- ANAアップグレードポイントを利用してユナイテッド航空利用時に座席のアップグレードができる
しかしながら、そのメリットを躊躇なく享受することが難しいほどのネガティブな部分がユナイテッド航空にはあります。
上記のメリット・デメリットを理解し、そのバランスを見極めた上で、上手に利用出来ればいいですね。
Pablo個人としては、いまだ積極的に利用しようとは思いませんが、やむを得ない状況で利用する際に最大限メリットを享受します!
ユナイテッド航空のサービス改善がなされれば、一番いいですが・・・