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ANAの予約クラス(ブッキングクラス)の違いを分かりやすく解説!同じエコノミークラスでも予約クラスによって損してる!?【海外出張者必見!】海外出張も実りあるものに!

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ANA予約クラス解説 タイトル

過去記事でも紹介して来ました通り、Pabloはそれなりの頻度で海外出張に行きます。


うらやましい?

それは、イメージだけです。
実際に、海外出張に行く人で「楽しい出張」である人はごくわずかだと思います。外国へ行っても、ロクに外に出れず、仕事をしているのですから。

加えて、よほどの役職を持っていない限りはエコノミークラスでの移動になります。近距離の移動ならまだしも、長距離の移動もです。こればっかりは耐えるしかありません。



ところで、海外出張者の皆さま、そんなエコノミークラスの中にも様々な予約クラスがあるのをご存じでしょうか?
予約クラスによって、ビジネスクラスへのアップグレードができる予約クラスとできない予約クラスも損沿いマス。

つまり、この予約クラスによって、同じエコノミークラス利用でも得られるモノが大きく変わってきます。



この記事では、ANA エコノミークラスの中の予約クラスについて簡単に解説するとともに、それぞれの予約クラスで得られる特典がどれだけ違うかを紹介します。


また、Pablo的おすすめ予約クラスも紹介します。


これを知ってるか知らないかで、得られるモノが大きく変わってきます。
会社の出張経費を管理する人が見ない事を祈ります。


それでは、行ってみましょう



ANAの座席クラス?予約(ブッキング)クラス?



まずはじめに、誤解が生まれないように説明します。

予約クラスに違いがあっても、利用できる座席クラスはエコノミークラスです。受けられるサービスもエコノミークラスのそれと同様です。それは変わりません。


これから説明するのは、あくまでもANAの「予約クラス」です。



ANA予約クラス毎の大きく4つの違い



予約クラスとは何か。

予約クラスとも言われ、この違いによってできること、得られるモノの割合が変わってきます。もちろん、予約クラスによってその価格も変わってきます。



予約クラスによる違いは、大きくは4つあります。

1. マイル(プレミアムポイント)積算率
2. アップグレード可能かどうか
3. 予約変更可能かどうか
4. チケット価格





1. ANAマイル(プレミアムポイント)積算率



同じエコノミークラスでも、予約クラスによって得られるANAマイル(プレミアムポイント数)が大きく変わってきます。


まず、それぞれの航空会社で定めた区間基本マイルというものがあります。
簡単に言えば、この区間基本マイル数は物理的な距離によって決められています。


例えばANAの東京-ニューヨーク間の区間基本マイル数は6,723マイルです。

このマイル数を基準として、得られるマイル数が予約クラスによって変わってきます。
エコノミークラスの中で言えば、100%・70%・50%・30%とかなり幅広く設定されています。


この%を区間基本マイル数にかけたものが、あなたが得られるANAマイル数です。(ボーナスマイルは別)

例えば、100%積算率の予約クラスのチケットは基本区間マイル数そのままのマイル数を獲得することができます。
一方で30%積算率の予約クラスのチケットの場合だと、基本区間マイル数に30%をかけたマイル数しか獲得することができません。

以下に計算してみると、違いは明白です。



100%積算率の予約クラスのチケットは6,723マイルですが、30%チケットはたった2,016マイルしか得られることができず、その差は4,707マイルにもなります。


これは、ANAマイルだけでなく、上級会員になるために必要なプレミアムポイントも同様です。
※ANAマイルの場合は、上記にそれぞれの条件でのフライトボーナスマイルが加算されます。



同じエコノミークラス利用でも予約クラスが違うと、これだけの違いが出てきます。


2. ビジネスクラスへのアップグレード可能かどうか



次に、ビジネスクラスへのアップグレードに関してです。


「アップグレードしてビジネスクラスになった」などという事を聞いた事はありませんか?


エコノミークラスでも、ANAマイルやアップグレードポイントを利用して座席クラスをアップグレードする事ができます。

しかし、実は全てのエコノミークラスがビジネスクラスにアップグレードできる訳ではありません


エコノミークラスのチケットの中でも、この予約クラスによって、ANAマイルやアップグレードポイントを使ったビジネスクラスへのアップグレードができるものとできないものとに分かれます。



端的に言えば、一部の予約クラスのみがアップグレード対象になります。


このように、同じエコノミークラスの中でも、予約クラスによって大きく2つに分かれます。

3. 予約変更可能かどうか



次に、予約変更が可能かどうかの違いがあります。


同じエコノミークラスであっても、発券後の予約変更ができるものとできないものがあります。

海外出張の日程がよく変わる人は変更可能である方が望ましいですし、まず変わる可能性がない人は予約変更不可チケットでも問題ないでしょう。


しかしながら、少なくとも同じエコノミークラスの中にも上記2種類があることを理解した上で、自分がどっちの予約クラスなのかを把握しておく事が大切です。



4. チケット価格



これまでに説明してきた1~3の条件によって、同じエコノミークラスでもそのチケット価格が大きく違ってきます。

簡単に言えば、マイルは100%積算率に近いほど価格は高くなりますし、アップグレードはできるチケットの方が高くなります。また、変更可能チケットの方が不可のものよりも、価格は高くなります。


言い換えれば、1~3の要素が連動して予約クラス並びにチケット価格が変わってくるという事です。





それでは、実際に、ANA国際線エコノミークラスの予約クラスを、これまでの4つの要素を入れたもので、比較・紹介していきたいと思います。


ANA 国際線エコノミークラスの予約クラス一覧



では、これからANA国際線エコノミークラスの予約クラスをざっくり紹介して行きます。


海外出張者が必要な予約クラスの最低限の情報をざっくりと紹介します。


まずはじめに、ANA国際線エコノミークラスの予約クラス一覧と条件サマリーを以下に表記します。
ANA国際線エコノミークラスの予約クラス一覧と条件サマリー



その上で、それぞれの予約クラスについて同じ海外出張者の目線を交えて紹介します。


ANA予約クラス Y, B, M



まず、予約クラスY,B,Mについてです。
ANA予約クラス Y, B, M


これらはANAエコノミークラスの予約クラスの中で、最上位の予約クラスです。
ご覧のように、ANAマイル・プレミアムポイント積算率が100%です。


プレミアムポイントの場合、この予約クラスは北米・欧州路線では、区間基本マイル数そのままのANAマイル・プレミアムポイントが積算されます。アジア・オセアニア路線はこれに1.5倍のプレミアムポイントが加算されます。


上記マイル・プレミアムポイントは搭乗ボーナス等を含めない数値です。詳細獲得マイル・プレミアムポイントはこちらのシュミレーターでご参照ください。
ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション




次に、このY,B,Mの予約クラスはいずれも、ANAマイル・アップグレードポイントを使用したビジネスクラスへのアップグレードが出来ます

路線によって、アップグレードに必要なANAマイル数やアップグレードポイントは変わります。
詳細は以下でご参照ください。
ご利用条件・お申し込み | ANA国際線アップグレード特典 | マイルを使う | ANAマイレージクラブ
ANAアップグレードポイントの使い道を徹底解説とビジネスクラスへのアップグレード実践を紹介 - pablomile.com



また、このY,B,Mの予約クラスは、多少の条件は違えど、発券後の予約変更が可能です。

これだけの条件が揃っているこれらのクラスは、当然ANAエコノミークラスの中では最もチケット価格が高い予約クラスとなります。



正直、海外出張者がこれらの予約クラスを選択することは現実的に難しいでしょう。


ただ、スターアライアンス世界一周割引運賃を利用する際は、ANA便の予約クラスは自動的にMになります。
私自身、世界一周運賃を何度か利用していますが、その際はこれらの条件を享受するとともに、一部をアップグレードしました。
スターアライアンス世界一周割引運賃に関しては、以下の記事をご参照下さい。
www.pablomile.com


それ以外での、この予約クラスの利用はなかなかないでしょう。(会社にもよりますが…)

ANA予約クラス U



次に予約クラスUです。
ANA予約クラス U


70%加算率の予約クラスは3つありますが、そのうち、もっとも条件がいいのがこのUという予約クラスです。


ご覧のように、ANAマイル・プレミアムポイント積算率が70%です。


北米・欧州路線では、区間基本マイル数の70%のANAマイル・プレミアムポイントが積算されます。アジア・オセアニア路線はこれに1.5倍のプレミアムポイントが加算されます。


上記ANAマイル・プレミアムポイントは搭乗ボーナス等を含めない数値です。詳細獲得マイル・プレミアムポイントは、前項同様にこちらのシュミレーターでご参照ください。
ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション


次に、このUの予約クラスは、日本発券の予約の70%マイル加算率のチケットの中で唯一、ANAマイル・アップグレードポイントを使用したビジネスクラスへのアップグレードが出来ます。



言い換えれば、アップグレード可能な最安のエコノミークラスが、この予約クラスUとなります。

また、この予約クラスUは、発券後の予約変更が可能です。


上記の通り、それなりの条件が揃っているこの予約クラスUは価格もそれなりにはしますが、前項の100%予約クラスよりは安価です。


アップグレードしたいけど、できるだけ安い金額のチケットを選びたい方はこちらの予約クラスを選ぶのがいいでしょう。

ANA予約クラス H, Q



続いて、予約クラスH, Qです。
ANA予約クラス H, Q


ご覧のように、この予約クラスのANAマイル・プレミアムポイント積算率は前項と同様に70%です。

北米・欧州路線では、区間基本マイル数の70%のANAマイル・プレミアムポイントが積算されます。アジア・オセアニア路線はこれに1.5倍のプレミアムポイントが加算されます。


上記ANAマイル・プレミアムポイントは搭乗ボーナス等を含めない数値です。詳細獲得ANAマイル・プレミアムポイントは、前項同様にこちらのシュミレーターでご参照ください。
ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション


次に、このHとQの予約クラスは日本発券では、ANAマイル・アップグレードポイントを使用したビジネスクラスへのアップグレードが基本的に出来ません
※Hクラスは、海外発券の場合のみアップグレードが可能です。



また、この予約クラスUは、発券後の予約変更も出来ません。

これらの条件を総合して、価格自体はこれまでに紹介した予約クラスよりもかなり控え目です。基本的に予約クラスQの方が予約クラスHよりも安価です。


海外出張者が、現実的に手配しやすい価格でANAマイル・プレミアムポイント加算率が70%とそんなに悪くないチケットはこのクラスQです。



Pabloはこの予約クラスQでの手配をおすすめします。
もちろん会社の出張規定にもよるでしょうが、そのコストに対してのANAマイル・プレミアムポイント積算率が優れているからです。




ANA予約クラス S/V/W



この予約クラスS/V/Wは、一般的に、ANAのサイト上でもっとも目にする割引予約クラスです。
ANA予約クラス S/V/W

何も考えずに、エコノミークラスで安いチケットを予約するとこの予約クラスになりがちです。

ANAマイル・プレミアムポイントの積算率はご覧のように50%です。

北米・欧州路線では、区間基本マイル数の50%のANAマイル・プレミアムポイントが積算されます。アジア・オセアニア路線はこれに1.5倍のプレミアムポイントが加算されます。


上記ANAマイル・プレミアムポイントは搭乗ボーナス等を含めない数値です。詳細獲得ANAマイル・プレミアムポイントは、前項同様にこちらのシュミレーターでご参照ください。
ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション

これら3つの予約クラスでは、ANAマイル・アップグレードポイントによるビジネスクラスへのアップグレードができません。
あわせて、予約の変更もできません。


これらの条件ですので、当然、チケットの価格も安くなります。


それなりに厳しい海外出張規程が設けられている人は、ほとんどがこのチケットになってしまうでしょう。
ただ、このチケットだと頻繁に海外出張に行ったとしても、なかなかANAマイルも、ANA上級会員になるためのプレミアムポイントも貯まりません。


正直、Pabloは利用したくない予約クラスです。って、みんなそうか。

ANA 予約クラス L/K



最後に予約クラスL/Kです。
ANA 予約クラス L/K

この予約クラスL/Kはまず、利用したくない予約クラスです。


ANAマイル・プレミアムポイントの積算率は、わずか30%です。
同じエコノミークラス利用の中でも最低の予約クラスです。


しかも当然のように、ビジネスクラスへのアップグレードもできません。
加えて、予約の変更もできません。


この予約クラスは、いわゆる格安航空券に多くみられます。
確かにANA便としては格安の部類に入りますが、当然、安いには安いだけの理由があります。



うーん。利用したくないですねー、正直。


海外出張者的おすすめANA予約クラス総合評価



ANA予約クラス総合評価


これまでにそれぞれの予約クラスの特徴を見てきましたので、海外出張者にとってどの予約クラスが現実的なのかを以下にまとめて表記します。

●100%加算のクラスMを利用できるとしたら、世界一周運賃
●アップグレードをしたいけど出来る限り費用を抑えたいという場合は、クラスU
●上記はどちらも厳しいけどマイル・プレミアムポイントの加算率は何とかしたい場合は、クラスQ
●会社規定で避けられない場合は、泣く泣くクラスS/V/W
●絶対避けたいクラスL/K




Pabloの場合は

○出来る限りクラスQを選択。
○地球の裏側に行くときは、どこかしらでアップグレードしないと死んでしまうのでクラスU、もしくは、世界一周運賃を利用してクラスM

という感じですね。


まとめ



Points

予約クラスを熟知していないと、大変なエコノミークラスでの海外出張での実りが少ないものになる。情報を知っているか知らないかで、大きな差がつくのがこの予約クラス。
Pabloのおすすめは、予約クラスQ。


海外出張と言うのは、しない人が思っているよりも体力的にきついものがあります。


Pabloにとってのせめてもの報いは、ANAマイル・プレミアムポイントの積算です。

「かなり疲れたけど、これだけANAマイル・プレミアムポイントが貯まった」と自分で自分を褒めてますw


また、年間を通じたプレミアムポイント積算によるプレミアムメンバー資格獲得・継続で、年間の疲れをねぎらう事ができます。



海外出張者の皆様、それぞれの海外出張規程を上手くすりぬけて、仕事以外でも実りの多い海外出張にしましょう!



海外出張経費を管理する立場の方が見ていらっしゃったら、一言言いたい。


予約クラスQは是非とも見逃して下さい。
われわれ、ちゃんと働いてますから!!



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