現在、多くの人が利用したくないと思う航空会社の1つユナイテッド航空。
引きずり事件を筆頭に、現在同社のシステムやサービスのあり方に問題があると騒がれています。
しかしながら、ユナイテッド航空はANAが加盟するスターアライアンスの一員です。
アメリカ大陸方面に向かう際、避けて通れないことも多いのが現実です。
今回の出張で、短距離・長距離路線を含んで3回ユナイテッド航空を利用したので、その内容をレビューします。
という訳でこの記事では、ユナイテッド航空は利用する価値があるか?という内容を検証してみます。
南北アメリカ大陸への旅行をご検討中の方は参考にしてみてください。
ユナイテッド航空を実際に利用した際の評価
先に短距離・長距離路線の評価をします。
ユナイテッド航空利用時の評価サマリー
1. 国際線(長距離路線)
【利用便】
IAH(ヒューストン)-GIG(リオデジャネイロ)
GIG(リオデジャネイロ)-IAH(ヒューストン)
【利用座席クラス】
エコノミー
【所要時間】
10~11時間
【評価】
2. 国内線
【利用便】
IAH(ヒューストン)-ORD(シカゴ)
【利用座席クラス】
エコノミー
【所要時間】
3時間
【評価】
※なお、評価に関しては以下の評価基準にて判断しています。
1. ユナイテッド航空国際線(長距離路線)エコノミークラス(B787)の具体的な評価
【評価】
【機体】
機体に関しては路線に寄るとは思いますが、今回は往復ともにB787でした。
つまり、最新級の機体でした。
機内設備に関しは、ほぼ最新のもの。
座席に関しては、エコノミークラスは3+3+3の一列9座席でした。
エンターテイメントのシステムは新しいものでしたし、日本語のコンテンツに関しても外資系エアラインとしては及第点だと思います。
そのため、評価は○、"普通"です。
【機内食】
機内食は、搭乗中2回でました。
夕食と朝食です。
回数としては、一般的です。
問題は量です。
ANAと比較してしまうのが良くないのかもしれませんが、量が少ないです。
朝食に関しては、パン一個って…
さすがに来たとき笑っちゃいましたw
機内食の内容は普通です。
味も悪くはありません。
まぁ、そもそもエコノミークラスの機内食の内容に期待しておりません。
実際、ANAに乗ろうがJALに乗ろうが、エコノミークラスの機内食で美味しいと感じたことなどありません。
作業的に胃袋に流し込んでいる感じです。
そういった意味では、及第点です。
回数・量・内容を加味して、総合評価は△、イマイチです。
先ほども言いましたが、そもそもエコノミークラスの機内食に全く期待していませんので。
【サービス】
接客を含む機内サービスに関してです。
接客は、思っていたよりも悪くないです。
日系の航空会社は別として、欧米のエアラインのサービスは「こんなもんでしょ」っといったレベルです。
そのため、問題ありませんでした。
皆さんが気になるアルコール提供ですが、こちらも当たり前かもしれませんが無料でした。
一昔前は、アルコールが有料だという時代があったとかなかったとか。
そういった意味で評価は○、普通です。
【総合評価】
ユナイテッド航空の国際線の総合評価は○、つまり普通です。
日系のANAより良い点は正直ありませんが、欧米のエアラインの中では及第点と言えます。
2. ユナイテッド航空国内線(短距離路線)の具体的な評価
【評価】
【機体】
機体の種類は、申し訳ありませんが失念してしまいました。
しかしながら、古い機種であったことは間違いありません。
シートはもともと革張りだったのでしょうが、革がひび割れていました。
シートも薄く、クッションもほとんどないようなシートでした。
配列は3+3の、一列あたり6席。
短距離路線は、どこの会社も古い機体が多い傾向にありますが、やはりなかなか厳しいものがあります。
アメリカは国内移動でも5~6時間かかる場所もあることから、この機体でその時間は正直しんどいです。
国内線は、国際線の設備より劣ることを考慮しても評価は△、イマイチです。
【サービス】
これは、正直どこの航空会社にも期待していません。
サービス時間も短いですし、航空券の単価も安いので。
日本の国内線でもそんなに、すばらしいサービスではありません。
アルコール類は当然、有料です。
日系航空会社ともっとも違う点は、預け荷物が有料という事です。
国際線との組み合わせで購入している場合は、無料となります。
これによる弊害は、乗客の機内持ち込み手荷物が増えるという事です。
つまり、シート頭上のオーバーヘッドコンパートメントに荷物を入れるスぺースが取り合いになります。
Pabloはスタアラゴールドのため、優先搭乗ができます。
そのためスペースの確保ができますが、ゴールドになるまでは荷物を自分のシートの上に収納できないことが多々ありました。
サービス全般を考慮すると評価は△、イマイチです。
【総合評価】
国内線(短距離路線)は、全ての質が低下する事は仕方ないことです。
実際、日系の航空会社でも同様の傾向にはあります。
ヨーロッパの路線でも短距離路線は正直、LCCに毛が生えた程度です。
アメリカの航空会社はユナイテッドに限らず、この程度でしょう。
ユナイテッド航空を利用するメリット
以下の記事で紹介していますが、ANAの上級会員に限ってはフライトボーナスマイルという大きなメリットがあります。
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実際に、今回の出張の行程でもユナイテッド航空利用便だけで、19,388マイルを獲得しました。
そのうち、フライトボーナスマイルだけで9,930マイルです。
このフライトボーナス、非常に大きいです。
まとめ
総合して、ユナイテッド航空利用は悪くないです。
正直エコノミークラスを利用する限り、他の外資系エアラインとそんなに変わりません。
その上でフライトボーナスマイルが獲得できるというメリットを考えると、「アリ」ですね。
また、アメリカの国内線に関しては正直どこのアメリカ系エアラインを利用しても大きく変わりません。
短時間の利用だと思い、ひたすら耐えるしかないでしょう。
今後、出張でANAを使えない等の理由がある場合、ユナイテッド航空を積極的に利用するかもしれません。
なにせ、ANAの上級会員がフライトボーナスマイルがもらえるのはANAを除いてはユナイテッド航空だけです。
よほどひどい場合はいくらフライトボーナスマイルがもらえても利用したくはないですが、今回の体験を考慮するとユナイテッド航空を利用する価値は大いにあります。
ANA上級会員の方は是非上手く利用して下さい。
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