ANAマイルを貯めるにあたって、まずはAMC (ANAマイレージクラブ)についてちゃんとした知識を身につけておく必要があります。
知識を身につけることによって、マイルを効果的に貯めることができたり、貯めたマイルを効率的に使えるようになります。
また、ANAのサービスを堪能する事もできます。
そんなわけで、前回の記事ではまず基本中の基本の"マイル"と"SKYコイン"について解説しました。
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ただ、AMCについて知るべきことはこれだけではありません。
最近話題になっているように、各航空会社には上級会員ステータスなるものがあります。
ANAで言えば、「プレミアムメンバー」と言われる会員ステータスです。
この記事では、ANAの上級会員であるプレミアムメンバーに関して詳しく解説していきます。
ANAマイレージクラブ 会員ステイタスピラミッド
ANAマイレージクラブ会員には、いわゆる"階級"があります。
上図のとおり、ダイヤモンド会員を頂点にした4つの階級です。
そもそもなぜ階級分けがあるか?
答えは単純明白です。
「より多くANAを利用してくれる顧客に、より質の高いサービスを提供する」ためです。
また別の記事で触れますが、頂点のダイヤモンンド会員になるためにはANA便を非常に多く利用するか、ビジネスやファーストクラスを何度か利用するか、どちらにせよ多額の費用が必要です。
いわゆる、ANAへの貢献度順に会員階級を設けているという事です。
それでは、これから通常会員を除く、3つの会員に関して解説していきます。
ANA上級会員プレミアムメンバーの特典
ANAプレミアムメンバーには、先述したように3つのステイタスがあります。
下から、ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドの順にステイタスが存在します。
それぞれの会員ステータスに受けられる特典に違いがあります。
以下の表がそれぞれの会員ステイタスの特典一覧です。
会員ステイタス別に、Pablo的視点を交えて、解説します。
ANAブロンズメンバーの特典
はじめに、元も子もないことを言うとANAブロンズメンバーの特典は、通常会員に「毛が生えた程度」です。
そのため、ここを目標にしている人は少ないと思います。
- プレミアムメンバー専用サービスデスク
- ANA ラウンジの利用(マイルもしくは、アップグレードポイントが必要)
- 座席クラスのアップグレード(アップグレードポイントが必要)
- 国内線座席指定の優先
- 予約時の空席待ちの優先
- 優先チェックインカウンター
- 手荷物許容量の優待(国際線のみ)
- 空港での空席待ちの優先取扱い
- フライトボーナスマイル(40-55%)
- ANAゴールドカード/ANAカード プレミアム 特別ボーナスマイル
- マイルからSKYコインへの交換率優遇
- アップグレードポイントからSKYコインへの交換
上記特典を順に紹介します。
プレミアムメンバー専用サービスデスク
その名の通り、プレミアムメンバー専用のデスクがあります。
通常会員とは違った受付となり、特別な回線にて予約等を受け付けてくれます。
ちなみに、ブロンズメンバー専用デスクにPabloは電話をしたことがありませんが、プラチナ・ダイアモンド会員専用デスクの場合はすぐに電話がつながり、ストレスフリーでした。
詳細はこちらをどうぞ。
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ANA ラウンジの利用(マイルもしくは、アップグレードポイントが必要
ラウンジには、2つの種類があります。
ANAラウンジとANA SUITE ラウンジです。
簡単に言えば、ANA ラウンジはビジネスクラスを利用する乗客、ANA SUITEラウンジはファーストクラスを利用する乗客が使えるラウンジです。
上級会員になるとこれらのラウンジを利用できるようになります。
ただ、ブロンズ会員の場合、利用できるのはANAラウンジのみで、しかもマイルかアップグレードポイントを必要とします。
必要マイル or アップグレードポイント
国内線のラウンジで、1,000マイルもしくは、2 アップグレードポイント
国際線のラウンジで、4,000マイルもしくは、3 アップグレードポイント
これだけ支払ってまで使いますか?
Pabloなら使いません。
マイルの価値は人それぞれなので、一概には言えないですが、Pablo的にはあまり"特典"とは捉えにくいですね。
また、ブロンズ会員の場合は、海外のスターアライアンス系列航空会社の空港ラウンジは利用できません。
座席クラスのアップグレード(アップグレードポイントが必要)
アップグレードポイントを用いて、座席のアップグレードをすることができます。
(アップグレード先に空席があれば)
国内線:エコノミー → プレミアムクラス (4 ポイント)
国際線:エコノミー → ビジネス(最大0 ポイント)
国際線:ビジネス → ファースト(最大20 ポイント)
アップグレードポイントとは、前年の搭乗実績によって付与されるアップグレードを主用途とした「マイルとは別の」ポイントです。
ちなみに、このアップグレードポイントは、ANAにはありますがJALにはありません。
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ブロンズ会員の人は、アップグレードポイントが最大で20 ポイント付与されます。
これは、結構使えそうですね。
アップグレードポイントの有効期限は、1年間(4/1 - 翌3/31)ですが、使いきれないポイントはSKY コインに交換できます。
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アップグレードポイントに関してはこちらの記事で紹介してます。
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国内線座席指定の優先
ごくごく簡単に言えば、国内線の座席指定時に選べる座席の範囲が通常会員より広いという事です。
選べる範囲は以下の図のように、
通常会員 < ブロンズ会員 < プラチナ会員 < ダイヤモンド会員
というように広くなっていきます。
予約時の空席待ちの優先
言葉の通りです。
ただし、優先順位は以下の通りです。
ダイヤモンド会員 → プラチナ会員 → ブロンズ会員 → 通常会員
ご覧の通り、ブロンズ会員の場合、「通常会員より優先される」程度です。
優先チェックインカウンター
ブロンズ会員の場合、国際線のみ利用可能です。
それも、「プレミアムエコミー」用チェックインカウンターのみです。
これは、カウンター数としてあまり多くないです。しかも、成田と羽田にしかありません。。。
エコノミー用チェックインカウンターが凄く混んでいるときには効果を発揮するかもしれませんが、大きなメリットとは言い難いです。
手荷物許容量の優待(国際線のみ)
こちらも国際線のみです。
ANA便の場合は、他のプレミアムメンバーと同様に、座席クラス毎の無料枠に+1出来ます。
ただし、ブロンズ会員は、スターアライアンス加盟航空会社(ANA以外)便では優待はありません。
他のプレミアムメンバーはあります。
空港での空席待ちの優先取扱い
こちらも、通常会員よりは優先されるというレベルです。
優先順位は他と同様、以下の通りです。
ダイヤモンド会員 → プラチナ会員 → ブロンズ会員 → 通常会員
フライトボーナスマイル(40-55%)
フライトボーナスマイルが増えるというのは、非常に有用です。
フライトボーナスマイルというのは、通常フライトによってもらえるマイルに加えて、もらえるボーナスマイルの事です。
通常フライトによってもらえるマイルは、区間基本マイレージにクラス・運賃種別を掛け合わせて算出されます。
フライトボーナスマイルの積算率は、会員ステイタス・利用ANAカードの種類によって異なります。
上記は、6/1(木)の羽田-伊丹便の片道を特割1で利用した際のシミュレーションです。
利用カードは"一般"とし、メンバーステイタスは"ブロンズ1年目"としています。
この際に獲得できるフライトマイル・フライトボーナスマイルは以下の通りです。
フライトマイルは210マイルで、加えてブロンズステイタスによるフライトボーナスマイルが左記の40%加算されます。
加算されるボーナスマイルは210 x 40%で84マイルです。
通常会員よりも84マイル多くもらえるのです。
羽田-伊丹という短距離路線のため84マイルですが、長距離路線に乗る際の威力はなかなかのものです。
利用しているカード、ステイタスの継続年数によって変わりますが、ブロンズ会員の場合はこのフライトボーナスマイルの積算率が40-55%と優遇されています。
実際に飛行機にそれなりに乗る人は、このボーナスマイルが地味に効いてきます。
ANAゴールドカード/ANAカード プレミアム 特別ボーナスマイル
これは、Webサイトの原文を引っ張ってきます。
プレミアムメンバーの期間中、対象のANAカード※1をお持ちの方には、カードご継続時のANAカード継続ボーナスマイル(ANAカード プレミアムのお客様は10,000マイル、ANAゴールドカードのお客様は2,000マイル)に加え、2,000マイルの特別ボーナスマイルを積算いたします。
※1対象になるANAカード
ANAワイドゴールドカード、ANAダイナースカード、ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード、ANAカード プレミアム、ANAスーパーフライヤーズゴールドカード、ANAダイナース スーパーフライヤーズカード、ANAアメリカン・エキスプレス®・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード、ANAスーパーフライヤーズカード プレミアム
「ANAカード継続ボーナスマイルに加え」という部分が肝です。
通常、ゴールドカードを持っている人がもらえる、ANAカード継続ボーナスマイルは2,000マイルです。
それに加えて、2,000マイルもらえるのです。
これは、他のプレミアムメンバーと同様です。
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マイルからSKYコインへの交換率優遇
別の記事でSKYコイン関して説明しましたが、マイルからSKYコインへの交換率は会員ステータスや利用ANAカードによって変わってきます。
ブロンズ会員を含むANAプレミアム会員は最高1.7倍の交換率で交換することができます。
通常会員が最高1.2倍という事を考えると、かなりの高交換率です。
交換率は交換するマイル数にもよります。
詳細はこちらをどうぞ。
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また、SKYコインに関してはこちらの記事もどうぞ。
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アップグレードポイントからSKYコインへの交換
先述した、アップグレードポイントからSKYコインへの交換はブロンズ会員を含むプレミアムメンバーしかできません。
1 アップグレードポイント = 1,000 SKYコイン
というレートで交換できます。
詳細はこちらをどうぞ。
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ブロンズ会員に関してはざっと、こんな感じです。
通常会員より優遇されているのが分かりましたか?
つづいて、プラチナ会員について説明していきましょう。
ANAプラチナメンバーの特典
上表を見てもらうとわかる通り、このプラチナ会員を境に特典対象がぐっと増えています。
ここからが、ANAプレミアムメンバー特典の真骨頂と言えるでしょう。
プラチナメンバーは基本的にブロンズメンバーの特典は全て受けられます。
当たり前ですが・・・
そのため、ブロンズメンバーとの違い、つまりプラチナメンバーならではの項目だけ説明していきます。
- ANAラウンジの利用
- プレミアムエコノミーへの無料アップグレード
- 国内線予約の先行受付
- 特典航空券の優先
- 優先チェックインカウンター
- 手荷物受取の優先
- 専用保安検査場の利用
- 優先搭乗の利用
- フライトボーナスマイル(90-105%)
上記特典を順に紹介します。
ANAラウンジの利用
先に触れた、ANAラウンジをマイルやアップグレードポイント無しに、無条件で利用できます。
繰り返しになりますが、ANAラウンジは通常ビジネスクラスの乗客が利用できるラウンジです。
そのラウンジをプラチナ会員である限り、毎回利用できます。
また、海外の空港でもスターアライアンス加盟航空会社のビジネスクラスラウンジを利用する事ができます。
これは、非常にいい特典です。
国際線のラウンジはだいたい、軽食・アルコール飲料が用意され、シャワーがあるところは利用でき、Wi-fiも無料です。搭乗前の時間、乗り換えの待ち時間を優雅に過ごすことができます。
しかも、何の対価も払うことなく。
ラウンジを利用できるかどうかで、移動の疲れ具合が左右されるといっても過言ではありません。
また、各スターアライアンス加盟航空会社のラウンジを比べる事が出来るので、それも楽しみの一つです。
世界各地のスターアライアンス加盟航空会社でのラウンジ利用の様子に関しては、以下で紹介しています。
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プレミアムエコノミーへの無料アップグレード
Pabloの場合はこれが一番大きい特典です。
搭乗手続きの際に、プレミアムエコノミーに空きがあれば、対象運賃以外でも追加料金なくANA国際線の「プレミアムエコノミー」を利用できます。
もう少し砕いて言うと、最安のエコノミーのクラスでもプラチナ会員以上であれば、席に空きがあればプレミアムエコノミーに無料アップグレードできてしまうのです!
Pabloの勤める会社は出張時、どれだけ長距離路線であっても最安値エコノミークラスを利用しなければなりません。
これは、完全に苦痛です。到着後の仕事に支障がでます!出張から帰ってきてしばらくは使い物になりません!
経営陣の皆さん、もう少し御考慮下さい。
愚痴はここまでにして、そんなPabloでもプラチナ会員である限り、プレミアムエコノミーを利用できるのです。
これは、本当に助かります。
〇プレミアムエコノミークラスの座席
プレミアムエコノミークラスの詳細の説明は以下に任せますが、とにかく疲労度が違います。
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体験した人にはわかるはずです。
そんなプレミアムエコノミーに、無料でアップグレードできるのです。
プレミアムエコノミーへのアップグレードの方法は、こちらの記事をどうぞ。
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国内線予約の先行受付
通常、国内線の予約は2か月前からしかできませんが、プラチナメンバーからその2週間も先駆けて予約する事ができます。
上表のとおり、予約したい日程の2か月と2週間前から予約をすることができます。
つまり、予約が集中する時期のフライトを確保しやすくなります。
この際の予約は、プレミアムメンバー専用デスクからのみです。
Webサイトでは通常会員と同様に2か月前からしか予約できません。
特典航空券の優先
国際線の特典航空券の予約、空席待ちが優先されます。
しかし、上には上がいるのでダイヤモンド会員が最優先です。
空席待ちで予約できたためしがないので、優先されている実感ゼロです。
アップグレード特典の予約、空席待ちに関しても同様ですね。
ダイヤモンド会員が少ない場合は、優先的に回ってくるとは思いますが、そこはコントロールできませんので何とも言えません。
まぁ、この特典は気持ち程度です。
優先チェックインカウンター
こちらも非常に価値のある特典です。
年末年始や、夏休みの空港って非常に混雑していますよね?
チェックインカウンターの前にもすごい行列を作っている事が多いです。
特に座席数が多いエコノミークラスのチェックインカウンターは非常に長い列を作ります。
そのために、空港に余分に早く着いていなければなりません。
プラチナ会員になるとその列に並ぶ必要がありません。
国内線
優先チェックインカウンターで、チェックインする事ができます。
ここでは、プレミアムクラス利用者とプラチナ会員以上の上級会員しかチェックインできません。
つまり、チェックインの絶対数が少ないのです。
要するにエコノミークラスのチェックインカウンターの長い列に並ぶ必要がありません。
エコノミークラスのチケットでもです。
国際線
こちらも基本的には同じです。
エコノミークラスの長い列に並ぶ必要はありません。
国際線の場合は、ビジネスクラスのチェックインカウンターでチェックインすることができます。
繰り返しますが、エコノミークラスのチケットでもです!!
その他、スターアライアンスゴールドのマークがあるカウンターでもチェックインする事ができます。
スターアライアンスゴールドのマーク
この特典は、「搭乗手続きの時間短縮」という点で非常に有効です。
ビジネスクラスチェックインカウンターにエコノミー利用で行くのは、少しだけ恥ずかしいことは秘密ですが(笑)
手荷物受取の優先
この特典も非常に重宝します。
現地に到着して、自分の預け荷物がなかなか出てこないという経験をされた事は多いのではないでしょうか?
ひどい時は、一番最後!?ってこともありますよね。
手荷物を預ける際、プラチナ会員の荷物には必殺の"Priority tag"を付けてくれます
<国内線の場合>
<国際線の場合>
これらのタグが付いている荷物は優先的に先に出てきます。
このタグは、ビジネスクラス利用者とプラチナ会員の荷物に付きます。
当然、ファーストクラス利用者とダイヤモンド会員の荷物には更に優先されるタグがつけられますが、
それでも、結構早く手荷物を受け取ることができます。
到着後の待ち時間が短縮され、ストレスも激減します。
専用保安検査場の利用
飛行機に乗るまでに時間がかかることと言えば、もう一つ、保安検査場ですよね。
安全に飛行機が運航されるためには必要な事ですが、かなりストレスフルです。
空港は限定されてはいますが、プラチナメンバー以上は専用の保安検査場を利用する事ができます。
通称"ファストトラック"と呼ばれるものです。
プラチナ会員以上は、海外の空港で設けられているファストトラックを利用できる場合もあります。
とにかく、時間がかかりません。
これもかなり重宝します。
優先搭乗の利用
この優先搭乗も、地味に重宝しています。
その理由は、機内持ち込み手荷物の収納場所確保です。
「自分の座席の真上のオーバーヘッドコンパートメントに収納スペースがもうない」という経験はありませんか?
優先搭乗では、まず確実に近くのオーバーヘッドコンパートメントに収納する事ができます。
長距離路線の場合は、本来ならば出来るだけ遅く搭乗したいのですが、このために優先搭乗を利用します。
みなさん、持ち込み手荷物は最小限にしましょう。。。
Pabloも気をつけます。
フライトボーナスマイル(90-105%)
さて、この章最後は、フライトボーナスマイルです。
フライトボーナスマイルはブロンズ会員でももらえますが、その積算率がまるで違います。
ブロンズ会員の積算率が40-55%なのに対して、プラチナ会員の積算率はなんと90-105%です。
フライトでのマイルの貯まり方が劇的に増えます。
分かりやすいように、ブロンズ会員の時と同じ条件でシミュレーションします。
6/1(木)の羽田-伊丹便の片道を特割1で利用した際のシミュレーションです。
利用カードは"一般"とし、メンバーステイタスは"プラチナ1年目"としています。
この際に獲得できるフライトマイル・フライトボーナスマイルは以下の通りです。
フライトマイルは210マイルで、加えてプラチナステイタスによるフライトボーナスマイルが左記の90%加算されます。
加算されるボーナスマイルは210 x 90%で189マイルです。
通常会員よりも189マイル多くもらえ、ブロンズ会員より約100マイル多くもらえるのです。
ブロンズ会員同様、長距離路線でより効力を発揮します。
Pabloの実例を出します。
成田-シカゴ間で、マイル積算率70%のチケットで行きました。
ステータスは"プラチナ1年目"で、スーパーフライヤーズゴールドを利用しています。
その結果、以下の通りです。
これ、片道分ですよ?
Pabloのケースの場合、フライトボーナスマイルは95%でした。
ほぼ、倍になりました。
往復で、17,152マイルです。
その内、フライトボーナスマイルは8,356マイルです(笑)
ボーナスが過ぎます!
当然、もっといいチケット種別・クラスならもっとマイルがもらえます。
不公平ですよね。
プラチナ会員になると、この特権を享受できます。
フライトボーナスマイルに関してはこちらの記事で紹介しています。
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さて、プラチナ会員は以上としましょう。
他にも特典はありますが、割愛します。
続いて、ダイヤモンド会員に行きましょう。
ANA ダイヤモンメンバーの特典
Pabloは2018年、初めてダイヤモンドメンバーになりました。
いわゆる、あこがれのステイタスです。
ANAプレミアムメンバーの頂点ですから。
プラチナ会員のときと同様、ブロンズ・プラチナ会員の特典は全て享受できます。
それ以外の、ダイヤモンド会員特有の特典の中でも抜粋して説明していきます。
- ANA SUITE ラウンジの利用
- コンシェルジュサービス
- 座席クラスのアップグレード(当日2倍の必要ポイントで)
- 特典航空券の優先(国内線含む)
- 国際線手数料の免除
- 優先チェックインカウンター(ファーストクラス&SUITE チェックインカウンター)
- 手荷物受取の優先
- フライトボーナスマイル(90-105%)
- マイルの有効期限の延長
>なお、基本的に全てに関してダイヤモンド会員が最優先になります。
空席待ち、特典航空券、アップグレード、その他、プレミアムメンバー優先とされているものは全て、ダイヤモンド会員が最優先です。
上記特典を順に紹介します。
ANA SUITE ラウンジの利用
ダイヤモンド会員は、ANA SUITEラウンジを利用できます。
ANA SUITEラウンジは通常、ファーストクラスを利用する人が使用できるラウンジです。
そのため、全てにおいてANAラウンジよりも豪華です。
あるテレビ番組では、「神の領域」として紹介されていました笑
それはいささか大げさではありますが・・・
また、ファーストクラス利用者とダイヤモンドメンバーだけというごく限られた人用のラウンジのため、利用者も少なく、比較的ゆったりと使用できます。
選ばれし人間しか利用できない、ANA SUITE ラウンジを利用できます。
コンシェルジュサービス
SUITEラウンジにて、専任のコンシェルジュさんがいらっしゃいます。
Pabloはもともとコンシェルジュさん的な人がいても御願いするのは心苦しく感じてしまうタイプですので、あんまりメリットを受けられませんが、人によっては有意義な特典かもしれません。
座席クラスのアップグレード(当日2倍の必要ポイントで)
国際線(ANAグループ運航便をANA便名で予約した場合のみ)にご搭乗の「ダイヤモンドサービス」メンバーのお客様は、当日空席があり、アップグレードの要件(上位クラスのお座席、お食事など)が整った場合に限り、アップグレードの対象とならない予約クラスでご購入の場合でも、2倍のアップグレードポイント※ご利用によって、アップグレードを承ります。なお、旅行開始エリアが日本となる旅程のHクラスのみ、通常の必要ポイント数でアップグレードを承ります。
つまり、当日空席があって諸条件が整えば、通常の倍のアップグレードポイントを支払えばアップグレードできます。
倍ですかー。
アップグレードポイントを持て余している人にとってはいいかもしれませんが、ポイント効率を考えるととてもとても当日アップグレードする気になりませんね。
疲れが溜まり過ぎて、当日どうしてもアップグレードしたいという人にはいい特典かもしれませんね。
特典航空券の優先(国内線含む)
プラチナ会員の優先は国際線だけでしたが、ダイヤモンド会員は国内線も特典航空券が優先されます。
国際線も最優先になるので、取りにくいといわれているANAの特典航空券を、ダイヤモンド会員であれば比較的取りやすくなるかもしれません。
優先チェックインカウンター(ファーストクラス&SUITE チェックインカウンター)
ダイヤモンド会員は、さらに混雑しないカウンターでのチェックインを行う事ができます。
国内線は、ANA SUITE チェックインカウンターで、
国際線は、ファーストクラス利用者用のチェックインカウンターで
チェックインする事ができます。
プラチナの優先チェックインでも、ほとんど待つことはないので、どうしても欲しい特典ではありませんが。
手荷物受取の優先
先のプラチナ会員の時に触れましたが、それよりも先に荷物が出てきます。
<国内線>
<国際線>
どちらも、ファーストクラス利用者と同じタグがつけられ、まっ先に荷物を受け取ることができます。
フライトボーナスマイル(115-130%)
実はブロンズとプラチナ間の差ほどは、プラチナとダイヤモンド間の差はありません。
それでも、最低115%フライトボーナスマイルがもらえるというのは魅力的ですね。
ブロンズ・プラチナ会員時と同じように、またシミュレーションをしてみましょう。
6/1(木)の羽田-伊丹便の片道を特割1で利用した際のシミュレーションです。
利用カードは"一般"とし、メンバーステイタスは"ダイヤモンド1年目"としています。
この際に獲得できるフライトマイル・フライトボーナスマイルは以下の通りです。
フライトマイルは210マイルで、加えてダイヤモンドステイタスによるフライトボーナスマイルが左記の115%加算されます。
加算されるボーナスマイルは210 x 115%で241マイルです。
通常会員よりも241マイル多くもらえ、ブロンズ会員より約160マイル多くもらえ、プラチナ会員より約50マイル多くもらえます。
ブロンズ・プラチナ会員同様、長距離路線でより効力を発揮します。
先ほどのPabloの例をダイヤモンドステイタスでやってみます。
成田-シカゴ間で、マイル積算率70%のチケットで行きました。
ステータスは"ダイヤモンド1年目"で、スーパーフライヤーズゴールドを利用とします。
その結果、以下の通りです。
Pabloのケースの場合、ダイヤモンドステイタスでのフライトボーナスマイルは115%でした。
国内線も国際線も、フライトマイルよりボーナスマイルの方が多いって。
往復で、19,350マイルです。
その内、フライトボーナスマイルは10,554マイルです(笑)
フライトボーナスマイルに関してはこちらの記事で紹介しています。
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マイルの有効期限の延長
ダイヤモンド会員期間中に保有マイルを有効期限切れで失効する事がなくなります。
ダイヤモンド会員でなくなった場合は、全ての未使用マイルの有効期限がその時点から36か月後の月末になるとの事です。
ダイヤモンド会員でなくなる場合は4/1からですので、3年後の3/31に保有している全てのマイルが失効するという事です。
まとめ
ANAマイレージクラブ プレミアムメンバーに関してご理解いただけましたでしょうか?
一見、複雑に見えますが一度覚えてしまうと、どうってことありません。
当たり前ですが、上級会員の中でも上に行けば行くほど、その特典もすさまじくなります。
では、これらANA上級会員にどうやってなるのかという話になりますが、長くなりすぎたので、数回に分割させて頂きます。
以下の記事で、「ではどうやってANAプレミアムメンバーになれるか」に関して解説していきます。
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